台湾の蔡英文政権は、中国の習近平政権と激しく対立していて、中国からのワクチン提供の申し出を断固として断り、日本とアメリカからの提供を熱烈歓迎した――そんなニュースが、日本では流布している。今週末に開かれる英国G7でも、中国の脅威に苦しむ台湾をいかに防衛するかを議論する予定だ。 中国の「輸入禁止」を受け、台湾産パイナップルの購買支援を呼びかけるため蔡英文総統 だが、台湾は中国に対して、本当にそれほど強く反発し合っているのだろうか? 台湾人は、中国製ワクチンをそんなに嫌っているのだろうか? ■ 台湾人は本当に「中国嫌い」なのか? 台湾の有力ネットメディア「ETtoday」(6月7日付)は、「多くの人が大陸へ行ってワクチンを打っている」と題した記事を掲載した。その冒頭部分を訳出してみよう。 <台湾のコロナ禍が深刻で、最近の空港は、台湾を離れようとする大量の人で溢れている。その多くは、アメリカへ
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