現在「SUV」と呼ばれるジャンルのクルマには、背面にスペアタイヤが取り付けられるケースが多かったのですが、近年発表されているモデルではそれがあまり見られません。そもそもなぜあの位置にスペアタイヤが取り付けられていたのでしょうか。 「RVブーム」で「背面スペアタイヤ」続々 1990年代、三菱「パジェロ」をはじめとする「RVブーム」の流れで登場したトヨタ「RAV4」やホンダ「CR-V」、日産「ラシーン」など、多くのRVやSUVにはリアハッチにスペアタイヤが取り付けられていました。 1991年発売の三菱「パジェロ」(2代目)。車体の背面にスペアタイヤが取り付けられていた(画像:三菱自動車) しかし現在、各社がラインアップするSUVには、背面スペアタイヤはほとんど見られません。いまもそれを備えているSUVは「パジェロ」のほか、スズキ「ジムニー」シリーズがありますが、三菱でも「アウトランダー」や「エ