IBMは、大規模言語モデル(LLM)の「Granite」ファミリーとして新たに「Granite 3.2」を発表した。今回は、企業向けの小規模で効率的かつ実用的な人工知能(AI)ソリューションの提供に重点が置かれている。 LLMのGraniteファミリーについて、IBMは急ピッチでアップデートを続けている。2024年末に登場した前回の「Granite 3.1」は、実質的にアップデートだった。一方、今回のモデルでは、このLLMが備えるさまざまな機能に、「思考の連鎖」(CoT)による実験的な推論機能が加わる。 CoT推論とは、複雑な問題をLLMが複数の論理ステップに分けられるようにする先進的なAI手法であり、人間のような推論プロセスを模倣することを目指している。理論的には、このアプローチによって複数ステップの推論、計算、意思決定が必要なタスクに対するLLMの能力が大きく向上する。 具体的には、I
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます IBMは、ビジネスに対応するAIおよびデータプラットフォームである「IBM watsonx」の一般提供を開始したと発表した。 IBM watsonxは、(1)新しい基盤モデル、生成AI、機械学習(ML)向けの「watsonx.ai studio」、(2)データレイクの柔軟性とデータウェアハウスの性能を備えた目的に合ったデータストアである「watsonx.data」、(3)責任、透明性、説明可能性を持って構築されたAIワークフローを可能にする「watsonx.governanceツールキット」(今秋提供開始予定)の3つの製品で構成されている。 IBM watsonxは、IBMやオープンソースのモデルを含む基盤モデルライブラリー、さまざまな
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 三井化学と日本IBMは、AIを活用した三井化学製品の新規用途探索の高精度化と高速化の実用検証を開始した。検証では、生成AI(ジェネレーティブAI)の1つであるGPTとIBMのAIである「IBM Watson」を融合して進めるという。日本IBMが4月12日に発表した。 新規用途探索においてIBM WatsonとGPTを活用することで、特許やニュース、SNSといったテキストデータから、三井化学が注目すべき新規用途を生成する。さらに、注目すべきとする根拠や外部環境の要因を明らかにして、新規用途探索の精度とスピードアップを目指すという。 同検証では、GPTの1つであるMircosoftの「Azure OpenAI」などを活用する。新規用途探索と
IBMは米国時間1月21日、「Watson Health」事業の一部を投資会社Francisco Partnersに売却すると発表した。取引は2022年第2四半期に完了する見通しだ。買収条件は明らかにされていない。 Francisco Partnersは、Watson Health事業の一部である特定のヘルスケアデータとアナリティクス関連の資産を獲得する。「Health Insights」「MarketScan」「Clinical Development」「Social Program Management」「Micromedex」、画像ソフトウェアサービスなどを含むデータセットや製品が対象となる。 現在のマネジメントチームが今後も独立した新しい企業で同様の役割を担い、これらの資産を活用する計画だ。ライフサイエンス、プロバイダー、画像関連、保険者(政府や保険会社など)、雇用者、政府系の医療
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます テプコシステムズは、コグニティブシステム「IBM Watson」を活用した人工知能(AI)基盤を構築する。第一弾として、会議などの議事録の作成を支援するシステムを6月から提供する。日本IBMが6月20日に発表した。 議事録作成の支援システムはWatsonの音声認識機能を利用する。深層学習によって音響的な特徴と言語的な特徴を認識し、文章に書き起こすことができる。会議の音声から議事録を自動的に作成する。 テプコシステムズが開発したAI基盤は、「IBM Cloud Private(ICP)」を用いて企業内のオンプレミス環境にプライベートクラウドを構築。ここにWatsonを活用したさまざまなAIアプリケーションを展開する。 ICPはKubern
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます IBMは米国時間6月17日、「Watson OpenScale」に、人工知能(AI)モデルや機械学習(ML)モデルのバイアス監視推奨機能を追加したと同社ブログで発表した。 こういったバイアス監視推奨機能によって、性別や人種、配偶者の有無、年齢といった属性が自動的に洗い出され、バイアスの有無を監視する必要があると勧められるようになる。同社は、これら属性を事前に洗い出しておくことで、監視対象の属性を手作業で選択する手間をなくそうとしている。 Watson OpenScaleの同機能によって推奨された内容は、設定パネルから変更することもできる。 IBMは、「IBM Watson」関連の製品スイートを複数のクラウド上で稼働できるようにしてきてい
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます みずほ銀行が、人工知能(AI)による外国送金仕向先判定支援システムを構築し、4月に運用を開始した。同システムの構築・運用をサポートする日本IBMが発表した。 このシステムは、IBM Cloud上で提供されるサービスを活用する。みずほ銀行における実際の外国送金の依頼内容を学習データとし、「Watson Knowledge Studio」で作成したモデルをIBM Watsonの自然言語処理に利用する。これにより、自由文で記述された多様な送金依頼書から銀行名や国名、都市名、また「国際銀行間通信協会」のシステムで使われるSWIFTコードなどを正確に把握できるという。また、有識者のノウハウを取り込んだロジックに沿って、為替業務において顧客(送金人
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