財団法人デジタルコンテンツ協会(会長:高島章富士通顧問)がまとめた国内デジタルコンテンツ市場規模調査によると、2006年の同市場規模は2兆7699億円になり、前年から8.3%拡大した。パッケージソフトが縮小傾向にある中、PCや携帯電話向けの配信が拡大しており、市場の成長を支えている。 調査は映像、音楽、ゲーム、「図書、画像・テキスト」の4分野についてまとめた。 市場の流通メディア別割合を見ると、パッケージが圧倒的ながら前年比3.0ポイント減の67.5%にとどまった一方、インターネットが2.7ポイント増の16.7%、携帯電話が0.4ポイント増の15.9%増になり、デジタルコンテンツの3割超が端末機器への直接配信という形で流通している。 分野別の割合では、音楽が28.3%(7828億円)を占め最多だが、映像、ゲーム、「図書、画像・テキスト」ともそれぞれ割合が同程度になってきている。 各市場ごと