ITベンチャーのJCN研究所は24日、盤上の全てのキーがEsc(エスケープ)キーになったパソコン用キーボード「グレートエスケープ」を発売した。システムエンジニア(SE)や経理職など日常業務でパソコンを多用する職種でのストレス緩和が期待できるという。 キーボード最上段左上にある「Esc」が刻まれたキーはエスケープキーと呼ばれ、主に作業中のプログラムを終了させる場合に用いられるが、マウス操作やスマートフォンが浸透した今では、使う頻度は少なくなっている。 製品開発のきっかけは、同社社員の多くが仕事中、実際の作業と関係がない場面でエスケープキーを叩いている様子に開発担当者が気付いたことだ。さらに詳しく調べてみたところ、納期や締め切りが近づくほどエスケープキーを叩く頻度が増加。ある社員は納期前日の勤務時間17時間のうち16時間を、意味なくエスケープキーを叩き続けることに費やしていた。 「エスケープ」