じつはこの2人の共著で、いろんな妖精を描いた『フェアリー』という画集があるんです。昔はサンリオ出版から出ていて、今は別の出版社から出ているんですけど。 (画像はグラフィック社|フェアリー 愛蔵版より) 僕はこの画集を中学生くらいの時に手に入れて、そのビジュアルセンスにすごく惹かれたんですね。 ヨーロッパのファンタジーのビジュアルというと、水彩の柔らかさを持っているイメージで、『ロードス』もどちらかというとそういうタッチの絵が多いと思うんですけど、その原点はこの『フェアリー』なんです。 あとは、後年にアラン・リーが出した『Castles』という未翻訳の画集があって。神話のお城やファンタジー世界のお城を、キャラクターも絡めて描いているんですが、これがまた素晴らしいんですよ。 (画像はAmazon|Castles: Alan Lee, David Day, David Larkinより) アラン