下図は、「改定常用漢字表」に関する試案の「表の見方」の12の(3)。「*」の付いた字というのは、「彙茨淫牙葛韓嗅僅惧稽恣煎詮箋嘲捗溺賭箸蔑喩」の21字。この部分に関して疑問が2点ほどあるのだが、わたしがわかっていないだけという可能性も大いにあるので、文化庁文化部国語課にコメントする前に、ここにメモして皆さまの突っ込みを待とうと思う。 疑問の1つ目は「韓」について。下図のような違いを「字体上の差異」とするべきだろうか。 下図は、「韓」と似た部分字体を持つ「芽」の例。これらは「字体上の差異」ではなく「デザイン差」とされている。 疑問の2つ目は「稽」について。「昭和56年の制定当時から常用漢字表に入っていた字体」とは「同じ構成要素を持ちながら通用字体の扱いに字体上の差異がある」というのだけれど、その「昭和56年の制定当時から常用漢字表に入っていた」字って何だろう?
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