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ブックマーク / premium.kai-you.net (11)

  • アメリカのバーチャル文化最前線 VTuberエージェント設立のTwitch創業者が語る

    VTuberはその進化の規模と速度の前代未聞さゆえに、そのブーム発生と、その後の異次元の発展の理由を明確にするのは非常に困難であり、明確な答えを持つものは少ないだろう。 日のブームを目の当たりにし、アメリカでエージェンシーを立ち上げた男たちが語る、日米のVTuberの違いとは。 平成の終わりに空前絶後の大ブームを巻き起こし、令和の現在に至るまで発展を続けるVTuber(バーチャルYouTuber)文化は、基的には日国内でガラパゴスな進化を遂げてきた。しかし今再び海外シーンに熱が宿り、ホロライブEnglishのメンバーであるGawr Guraが史上最速でチャンネル登録者数100万人を達成するなど、国内シーンから見ても無視できない勢いを見せている。 そんな日で起きた突然変異を目の当たりにし、アメリカでも同じことができるはずと考える男たちがいた。 それが今回お話をうかがうアメリカ初のVT

    アメリカのバーチャル文化最前線 VTuberエージェント設立のTwitch創業者が語る
  • インディーゲーム、VTuber、TRPG…新世紀を切り開く「同人」という魔法

    同人音楽の動向を紹介してきたこの連載もついに最終回を迎えました。 これまでの連載では、同人音楽のサークルや作品に触れつつ、その文化的な位置づけを様々な側面から描いてきました。しかし、2013年から始まったこの連載期間中だけでも様々なカルチャーを巡る環境は大きく変わりました。 今回は同人音楽も無関係ではいられない、カルチャーの環境と未来の話をしてみたいと思います。 執筆:安倉儀たたた 編集:新見直 目次様変わりした「同人」のニュアンスマルチクリエイターの活躍を支えたもの在野のゲームチェンジャーたちTRPGが変えた新世紀の遊び方天才たちが活躍するカルチャーの未来変わらない思いと、変わっていく環境 様変わりした「同人」のニュアンス インターネット、そして動画配信サービスの誕生によって新しい表現が次々に生まれたゼロ年代の後半に、「同人」は少し特別な意味合いを帯びて使われるようになっていきました。

    インディーゲーム、VTuber、TRPG…新世紀を切り開く「同人」という魔法
  • 何を「美しい」と思うか──美学の差異 loundraw×れおえん 対談

    10代でイラストレーターとしてデビューし、2019年にアニメーションスタジオ「FLAT STUDIO」を設立したloundraw。 2020年にオンラインでの連続対談イベントとして開催された「FLAT STUDIO SESSIONS」では、所縁の深いクリエイターを迎えてそれぞれの創作手法や現代の創作環境を巡る議論が交わされた。 彼よりもさらに若い1996年生まれのれおえんを迎えた対談では、イラスト制作における「イメージボード」について紐解く。 「アズールレーン」はじめ数々の作品でイラストレーション・キャラクターデザインをも手がけるれおえんは、2020年には「FLAT STUDIO」に参加している。 2人の気鋭クリエイターは、その創作手法をどのように言語化するのか。 聞き手は、花譜やカンザキイオリらを擁する「KAMITSUBAKI STUDIO」を抱えるTHINKRのプロデューサーで、lou

    何を「美しい」と思うか──美学の差異 loundraw×れおえん 対談
  • 新時代の「メディアの王」YouTube担当者に聞いた、境界を越えることの責任

    「これだけ長く運営していても、未だに『こんな使い方をされているんだ』と驚くことも多いんです。投稿者や観てくれている人たちによって、日々成長・進化を続けているサービスだと思います」 気づけば僕らはYouTubeを観ることが増えた。というか、仕事中も飯をべているときも、お風呂に入っているときも、寝る前も、とにかくずっと観ている(人が多いと思う)。 たとえば、この原稿を書きながらもバーチャルYouTuberとして活動する「甲賀忍者!ぽんぽこ」さんがホラーゲームの実況をしている様子を横目で観ている。 そんな風に好きなYouTuberの最新動画を定期的に観たり、レコメンドされて勝手にながれてきた動画を適当に流し聞きしたり、流行っている音楽を探したり、購入したガジェットの使い方を調べたり、とにかく生活の多くの時間をYouTubeに使っている。 YouTubeは現代における「メディアの王」になった。

    新時代の「メディアの王」YouTube担当者に聞いた、境界を越えることの責任
  • 花譜プロデューサー「PIEDPIPER」インタビュー バーチャルに託す音楽産業への愛憎

    彗星の如く現れたVSinger 花譜は「VTuber」なのだろうか? 圧倒的なブランディングと花譜というドキュメンタリーを提示する、プロデューサー「PIEDPIPER」の正体に迫る。 VTuberという領域において、そのタレントやアーティストをプロデュース/サポートする運営の存在は後景へと追いやられる。 フィクションの一形態でもある「バーチャル」を標榜するプロジェクトにあたって、「運営」という極めてリアルな──お金や数字、大人の存在を想起させてしまう組織や個人の存在は、虚構を信じようとする視聴者にとっては、邪魔なものとして映ってしまうからだ。 規模の拡大などにあたって、どうしても運営が表出する場面はあるが、多くのVTuber事務所はできることならその身を隠しながら、影ながらサポートを行っているのが実情だろう。「個人の自由意志で1人で撮影・編集した動画をアップする」というのは生身のYouTu

    花譜プロデューサー「PIEDPIPER」インタビュー バーチャルに託す音楽産業への愛憎
  • 「好きなことだけやってちゃ生きてけない!」輝夜月が1年続けて考えたこと

    2017年末から爆発的に巻き起こったバーチャルYouTuber(VTuber)ブーム。 この1年、ファンはもちろん、プレイヤー側もお祭りの熱に浮かされたような状況が続き、この間、数千人ものVTuberが誕生した。 ネット上の大きな“祭り”としては久しいと言ってもいいだろう、VTuber。その渦中にいた1人が、輝夜月さんだ。 ハイテンションで破天荒、いつも笑顔どころか橋が転んでも爆笑してくれるとにかくゲラなギャル。まるでオタクの理想を一手に引き受けて具現化されたかのような彼女は、瞬く間にトップ級の人気を獲得していった。 それから1年。輝夜月というキャラクターとは裏腹に、彼女自身は思い悩んでいたこともあったという。 輝夜月の音インタビュー「動画投稿に飽きちゃった時期があったんスよ」 今や毎日のようにバーチャルYouTuber(VTuber)関連のニュースを取り上げるようになったKAI-YOU

    「好きなことだけやってちゃ生きてけない!」輝夜月が1年続けて考えたこと
  • Vol.1 バーチャルが生み出す新しい文化経済圏

    拡大を続けるバーチャルカルチャー バーチャルYouTuberたちの躍進が止まらない。 オリコンランキングトップ10に富士葵、YuNiのアルバムがランクインすれば、KMNZはm-floや中田ヤスタカ、レオタードブタとヤギハイレグはtofubeatsとイベントで共演したりしている。樋口楓は単独ライブでZepp Osakaを満員にしてみせた。 バーチャルライブ空間/アプリ「cluster」や「REALITY」では毎週のようにバーチャルライブが開催され多くの同時接続者数を叩き出す。日清のCMで世間に大きな衝撃を与えたキズナアイと輝夜月。様々なSocial GameがVTuberたちとのコラボキャンペーンを実施する。KMNZのVTuberアパレルアイテムは販売が開始されると即日完売を繰り返す。 バーチャル界の同人即売会「バーチャルマーケット2」では125,000人の動員を記録。Social VRの最

    Vol.1 バーチャルが生み出す新しい文化経済圏
  • Vol.4 進化するバーチャルカルチャーの現在と未来

    「バーチャルカルチャー」を生み出す大きな特徴といえる2つの革命。 容姿を思うままにデザインし、現実の姿からの印象バイアスから脱することができる「容姿革命」。物理的な距離の近さよりも、精神的な距離の近さが重要となる「距離・場の革命」。 コラム最終回となる記事では、これらの要素を盛り込んだ現在進行形のコンテンツについて見ていきたい。 進化していくVTuberカルチャー にじさんじの衝撃 - バーチャルの質を理解したアプローチ バーチャルYouTuberという概念を生み出した「キズナアイ」、多くの個人勢VTuber誕生のきっかけとなった「ねこます」。その二者がVTuberというシーンの発展において大きなトピックだったのは、VTuberファンならずとも知っている人も多いと思う。 そして、彼女たちが形づくったVTuberという概念を根底から覆したのがバーチャルライバーグループ「にじさんじ」だった

    Vol.4 進化するバーチャルカルチャーの現在と未来
  • Vol.2 「容姿革命」の本質

    バーチャルの大きな特徴の一つが「容姿」を思うままにデザインできることだ。 人種、 性別、年齢という人間社会のパーソナリティのみならず、イラストもしくは3Dモデルで形にすることができれば誰にだって何にだってなれる。 バーチャルYouTuberのブームの根底はここにある。 かわいい女の子が好きな男性がそのキャラクター自体になることも、その逆で女性がかっこいい男性キャラクターになることも可能だ。もちろん人でなくてもいい、しば犬や、たぬきなどの動物でも、ロボットでも、落花生でも、ヘアピンでもいい。天使でも悪魔でもいいし、今まで概念上存在しなかったキャラクターでも良い。 現実社会において容姿はコミュニケーションに強い影響を与える。同性/異性に対してそれぞれ応対を変える人はいるだろうし、年齢が大きくはなれた人に対して年が近い子と同じようなコミュニケーションする人はなかなかいないだろう。 人は、他者と

    Vol.2 「容姿革命」の本質
  • 目指すべきコンテンツの在り方と、その敵

    オーディション時に「バーチャル蠱毒」と騒がれたものの、一過性のバズは多くのファンをもたらしたりはしなかった。意気揚々と飛び込んだ世界で彼女を待っていたのは、満足にサポートを受けられないという現実だった。だがバーチャルに救いを見出した孤高の吸血鬼は、逆境にこそ美しく舞う。 前編ではデビューから現在に至るまで、そして数々の激闘を繰り広げてきたホームグラウンドたる配信プラットフォームSHOWROOMの特異性について語っていただいた。後編では、激動のVTuberシーンを力強く生き残るために九条林檎が選び取った哲学を解き明かす。 目次熱心なファンを区別しない、九条林檎の哲学時にコンテンツを脅かし得る、ファンコミュニティなにより危ぶむべきは──もっと人生を楽しんでほしい酸いも甘いも包括した心の動き「エモーショナル」とは? 熱心なファンを区別しない、九条林檎の哲学 ──林檎様の活動における大きな特徴とい

    目指すべきコンテンツの在り方と、その敵
  • 自信と、焦燥と、「現場」という閾

    「生涯バーチャルYouTuber宣言です!」という力強い宣誓によって締めくくられた前回の取材から約1年。兄ぽこさんがプロデュースする甲賀流忍者!ぽんぽこさん+オシャレになりたい!ピーナッツくん(ぽこピー)の二人は多くの偉業を成し遂げてきた。 4月にアパレルブランド「SPINNS」とのコラボイベント「うりゃおい!原宿パーリナイ」を行うと、8月には豪華ゲストを招いての24時間連続生配信企画「ぽんぽこ24」の3回目を成功させる。 10月には同じバーチャルYouTuber個人勢のおめがシスターズや名取さなさんと合同でのコラボショップイベント「バーチャルスクランブル」を開催。そして11月、「ゆるキャラグランプリ2019」で堂々の優勝を飾った。 恐るべきは上記すべてをYouTuberの懐である動画の毎日投稿を続けながらやってのけたということだ。前回の時点でも唯一無二だったバーチャルYouTuber個

    自信と、焦燥と、「現場」という閾
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