SNSで被害が報告され、注目を集めた「vvvランサムウェア」に関して、トレンドマイクロは、調査結果をまとめた。おもな感染経路は「スパム」と「脆弱性攻撃サイト」だという。 同社は、他マルウェアに比べ、突出した拡散、被害は確認されておらず、国内における被害も限定的であるとの見方を12月7日に示したが、社会的に関心が高い話題であるとして調査を進めていた。 今回のランサムウェアについて、暗号化を行い、復号化を条件に金銭を要求する「TeslaCrypt」の亜種であり、「TROJ_CRYPTESLA」「RANSOME_CRYPTESLA」として対処したと説明。従来の見解同様、大規模感染などは確認されておらず、国内を狙った攻撃ではないとの見方を示している。 根拠としては、脅迫文が英語のみで、その他言語は「Google翻訳」を用いるよう誘導するにとどまっており、おもに英語圏を対象とした攻撃であると推測。