事業仕分けの結果発表を維新の会幹部と見守る橋下徹知事(左端)=31日午後5時半、大阪市役所(竹川禎一郎撮影) 「市役所を解体する」と公言する橋下徹・大阪府知事は31日、自ら相手の本丸に乗り込み、「ここまで大阪市役所がひどい組織とは思わなかった。これを普通と感じる職員は公務員をやめてもらいたい」と激しい批判を繰り返した。 結果ありき、橋下流パフォーマンスだ 橋下知事は当初、代表を務める地域政党「大阪維新の会」所属市議らの維新市議団による事業仕分け作業を傍聴する予定だったが、公務のため間に合わず、市議と市幹部のやりとりは聞けなかった。 しかし、終了後に取材に応じると「大阪市は非常事態。行政改革の手法を知らない平松市長に提言したい」と指摘。改革の内容には踏み込まなかったが「維新の会に任せてもらえればよくなる」と胸を張った。 仕分けに参加した市幹部の一人は「結果ありきの政治パフォーマンスに見えた