前回は、従来のBIを補完する「リアルタイムBI」について、そのコンセプトと実現に向けた様々なアプローチについて紹介した。今回は、オープンソースのビジネス・インテリジェンス(BI)という新たな潮流について解説する。 オープンソースといえば、真っ先に思い浮かべるのはLinuxであろう。しかし今や、オープンソースはLinuxだけにとどまらず、アプリケーションサーバのJBossやデータベースのMySQLに代表されるように、商用ソフトウェアを凌駕する勢いでシェアを伸ばしており、今後もその利用分野は拡大すると予想される。 こうした中で現在、米国を中心にオープンソースの活用が注目されているのが業務アプリケーションの領域である。中でも先行しているのがERPやCRMであり、ERP/CRMソフトの「Compiere」、CRMの「SugarCRM」という名前に聞き覚えのある方も多いのではないだろうか。これらは既
クラウドとどのように付き合えばいいのだろうか。今回は、これについて考えてみよう。 クラウドという言葉は、買う側、売る側の両者にとって、魔法の言葉となっている。魔法であるから、それは夢であり、希望である。難しいこの現実を解決してくれる呪文であり、こうなればいいなぁという理想の姿でもある。しかし、その実態は、はっきりとは分らない。 経済指標に明るい兆しが見え始めてはいるが、ITの現場は、まだまだ厳しい。むしろ、コスト削減の要求は、ますます厳しさを増している。しかし、どこのIT部門も既にやれることはやっている。いまさら、何をすればいいのか。 もはや「改善」では、埒(らち)が明かない。今までの当たり前を否定し、根本的な構造改革に取り組まない限り、これ以上のコスト削減は、無理。それが、現実だろう。 こんな時代だからこそ、クラウドは、魔法の言葉に聞こえる。その実態が、良く見えないが故に、魔法なのであっ
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