印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 日本インフォア・グローバル・ソリューションズ(インフォア)は11月6日、国際会計基準(IFRS)に対応したコンポーネント「Infor Advanced General Ledger(AGL)」を発表した。出荷開始は2010年2月末を予定している。 AGLは、インフォアのサービス指向アーキテクチャ(SOA)戦略である「Infor Open SOA」のコンポーネントであり、既存の会計システムに“複数元帳”機能を追加する。複数元帳とは、複数の会計基準の総勘定元帳を会計システムにあらかじめ設定しておいて、各国で発生する取引からの仕訳をそれぞれの元帳に記帳する仕組みを指している。 早ければ2015年にも国内での適用が始まる見込みのIFRSでは、海
いま世間では、「国際会計基準(IFRS)」という言葉が、流行である。「それは、会計システムの話しでしょ・・・」と言う人は、もはや少ないとは思うが、ならば、これにどう付き合えばいいのかとなると、諮りかねている人も、少なからずいるだろう。 今日は、この点について、考えてみようと思う。 「IFRSとは、何か」という話しは、別の専門家にお任せするが、以下の5点については、基本的なことなので、確認しておきたい。 国際的に用いられる会計基準であり、企業の経済実態を測る世界標準のものさし。既に世界100ヶ国で採用され、先進国では、日本と米国だけが、いまだ採用していない。 上場企業の連結決算を対象とする会計基準。単独決算や非上場企業の決算は、直接の対象にはならない。 企業活動や資産の実態について、今まで以上に高い透明性が求められる。特に利益についての考え方が、大きく変わることから、企業業績についての評価が
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます トレンドマイクロ主催のプライベートカンファレンス「Direction 2009」では、企業の最前線でITを駆使して経営改革に取り組む企業の講演があった。 その企業とはセブン&アイ・ホールディングス。同社執行役員シニアオフィサーの佐藤政行氏が「セブン-イレブンのビジネスを支える総合情報システムとは〜ビジネス改革と事業継続に向けた取り組み〜」と題し、セブン-イレブンのビジネスと改革を支える情報システムの一端を解説した。 仮説、実行、検証のサイクルとオリジナル性が大きな武器に 国内コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブン・ジャパンは、売上高2兆7625億円(2008年度)、経常利益1879億円(同)、店舗数1万2298店(2009年2月)
ERPってなんだ? ERPとは、Enterprise Resource Planningの頭文字を取ったもので日本語では、「統合基幹業務システム」や「統合業務パッケージ」と呼ばれています。最近では、中堅中小企業向けのERPパッケージも多数登場しており、比較的安価に導入することが可能です。 ERPを使ったシステム構築と従来の会計、販売といった業務別のパッケージでは何が異なるのでしょうか。例えば、経理処理に対応した会計パッケージと営業管理を行うための販売管理パッケージをそれぞれ経理部門、営業部門で利用していた場合、経営者が直近の正確な売上額を知るためには、経理と営業のどちらに情報を求めればよいでしょうか。 こうしたケースで多くの企業では、経理が出す数値と営業が数値に差異が出てしまいます。なぜならば、別々のシステムではマスタもデータベースも異なるため、当然データのギャップが出るのです。優れた業務
ERPの普及率が高まるなか、業務環境変化に合わせて機能拡張を行うERP再生ビジネスも着実に増えている。いま、住宅業界では住み心地を向上させる「リノベーション」という言葉がはやっているが、ここではERPの使い勝手を改善する色々な方法を考えてみたい。 今度こそ、ERPをうまく使いたい 現在、日本におけるERPパッケージの普及率は50%ほどに達しています。欧米の普及率は70%以上といわれていますから、今後、日本市場が成長するポテンシャルは欧米よりも大きいわけです。事実、ERPの普及が遅れていた中堅・中小企業の市場では、高い成長率を記録しています。 こうした背景を持つだけに、ERP関連ビジネスも堅調に推移していますが、その内容は大きく2つに分かれています。1つは中堅・中小企業向けのERP新規導入ビジネス。もう1つはERP導入済みの企業において、ビジネス環境の変化に合わせて機能拡張やバージョンアップ
会計処理の負荷軽減と海外本社との連携性向上を実現〜事例でわかるMicrosoft Dynamics AXによる日本の商習慣への対応〜 業務効率向上のためにビジネスアプリケーションを導入することは、もはや一般的なことだ。製品の優れた機能の活用しつつ、業種や企業文化、日本固有の商習慣やグローバル環境への対応などを実現できれば業務効率は飛躍的に向上する。本稿では国内におけるグループ企業間だけでなく、海外本社間との連携も成功させたMicrosoft Dynamics AXについて、導入事例と合わせて解説しよう。 企業規模を問わない柔軟なトータルソリューション ビジネスアプリケーションの代表格といえば、ERP(企業資源計画)。国内外の各社から多数のERPパッケージがリリースされているが、Microsoftが提供する「Microsoft Dynamics AX」(以下、Dynamics AX)は、グル
ERPパッケージ導入では,どこまで標準機能で実現できるかによって,プロジェクトの成否が決まるところがある。この標準機能での実現性を検証するうえで,「プロトタイプ」が重要な意味を持つ。 なお,ここでは「実機を使用してERPの標準機能を確認しながら,ERPの機能で業務運用が実現できることを確認する作業」とプロトタイプを定義する。プロトタイプと同様の作業をCRP(Conference Room Pilot)と呼ぶケースもある。 プロトタイプ・フェーズの目的は「新業務プロセスの決定」「標準機能とアドオン機能の切り分け」「パラメータ設定の決定」などがある。この目的を達成するために,プロトタイプで「何を」「どこまで」「どのようにして」決めるかを明確にしておかないと,プロジェクトは失敗する。 ここでは,ERPパッケージを導入するコンサルタントの立場で,プロトタイプに関する留意点について説明する。 いきな
1990年代に爆発的に普及したクライアント/サーバー型システムだが,最近は出番が減った。Webシステムが全盛の昨今は,クライアント/サーバー型システムを選択すべきではない,という雰囲気さえある。なぜ,クライアント/サーバー型システムは嫌われたのか。理由は大きく二つある。 第一に,クライアントにアプリケーションを配布する手間がかかったからである。クライアント・アプリケーションには,業務ロジックの一部が含まれるために,業務内容を変更したり機能を改修したりするには,クライアント・アプリケーションをバージョンアップしなければならなかった。その作業を利用者側に任せるとバージョンアップが徹底されない結果,バージョンアップしなかった(もしくは,できなかった)利用者のサポートに,時間を費やすことになった。 第二に,クライアントごとのOSやライブラリのバージョン違いで,クライアント・アプリケーションが誤動作
ERP導入プロジェクトの最初のステップは,企画部門が中心になって行う,グランドデザイン・フェーズであることが多い。グランドデザイン・フェーズでは,経営課題や経営層のニーズを抽出し,それらを解決した“こうありたい姿”を定義する。そして,こうありたい姿を実現する手段として,ERPの適用を評価する。具体的には,以下のようなタスクを実施する。 1.現行経営課題の抽出 2.新たな経営ニ-ズの抽出 3.経営課題・経営ニーズの解決策策定 4.解決策の実現手段として適用システム(ERP,個別パッケージ,手作り)の比較評価 5.新システムの要件整理・全体像の作成 6.RFP作成 7.提案比較・選定 このグランドデザイン・フェーズで「ERPと現行機能との比較」をやってはいけない。両者を比較し,ギャップが生まれた部分をERPに無条件で合わせてしまうと,経営課題・経営ニーズの解決が達成されないからだ。顕在化・潜在
実は増えている導入トラブル 前回「多様化するSMB向けERPの今を読み解く」では、ERP導入の参考としてSMB向けパッケージ市場のトレンドを解説した。実際のところ、多くの導入実績があり、同業他社も利用しているというだけで安心して選んだERPパッケージの導入プロジェクトが頓挫するというケースは珍しくない。また、アドオンをしない、あるいは極力減らすことだけを優先したため逆に弊害が生じるケースも見られる。また、それまでにERPパッケージの導入経験がない企業では、選定段階では見えなかったり本質的な意味が実感できない課題を多々抱えており、これらが導入開始とともに一気に表面化し頓挫してしまうこともある。 アイ・ティ・アール(ITR)では、ERPパッケージの選定支援を数多く行ってきたが、導入時のトラブルや、導入後の運用を開始してからのトラブルについてのアドバイスを求められることも少なくない。そうしたトラ
「ERP導入費用2億円」――。IT投資において、この額が妥当かどうかは、ケースによって異なる。筆者が相談を受けたある会社の場合は、どう考えてももっと安くできるはずだった。しかし私の提案はその会社のプロジェクトチームに拒絶された。その理由をマネジャーに聞いてみると…。 ERP2億円、本当に妥当なのか 獅子身中の虫ということわざがある。獅子の体内に寄生して、獅子を死に至らせる虫の意である。転じて、味方でありながら内部からわざわいをもたらすこと。会社の中の社員は組織の一員であって「虫」という表現は不穏当かもしれないが、獅子と虫とではその向かうべき方向や立ち位置が違うということがあるというお話。 ある中堅企業の社長から依頼が来た。 この会社はある業界向けに製品を作っている。同じようなものを作っている会社は世界に3社しかないそうだ。ニッチな市場であるが高い技術力と製品開発力が要求される製品で、旧帝大
Compiereの日本商習慣対応版を公開しているアルマス 代表取締役 ジリムト氏。モンゴル出身で日本で起業した [画像のクリックで拡大表示] 「同業他社での事例の半額。非常に安くできた。オーダーカーテンは特殊な要件の多い複雑な業務だが,うまくカスタマイズできた」---日恵装飾 営業企画室長 山口健氏は,7月1日から実稼働を始めた,オープンソースERPの「Compiere(コンピエール)」を採用した新基幹システムをこう評価する。OSなどの基本ソフトからミドルウエア,アプリケーションと上位のレイヤーに拡大してきたオープンソースの波が,ついに業務アプリケーションの“最高峰”であるERPへと到達した。 JavaベースのオープンソースERP「Compiere」 日恵装飾は,オーダーカーテンや内装リフォームを手がける企業。日本だけでなくヨーロッパなど38カ国にカーテンを輸出しているほか,マルイが販売す
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