傷付いてもこの人と繋がりたいと思える相手を - 歓楽叶わぬ納骨堂庭園 相手を傷つけたくない。自分も傷つきたくない。全てのコミュニケーションには、相手を怒らせるリスクと相手を傷つけるリスク、さらに自分自身が怒るリスクや自分自身が傷つくリスクが含まれている。特に、相手をわかろうとすればするほど、相手と自分の相似だけでなく相違が明らかになってくるので、「相手と出来るだけ同じ」であろうという願いが強い人は、とても辛い目に遭うのは避けられない。なにせ近寄れば近寄るほど「考えの違い」「利得の違い」がはっきりするのだから。 だからといって、コミュニケーションをひたすら忌避してみたり、「俺は誰かを傷つけるから何もしない、微動だにしない」と言っている限り、コミュニケーションの対象と自分とで何かを共有することは出来ない。分かり合う、というのが幻想にせよ、共同作業を進めたり(浅いものから深いものまで)同盟関係を