2016年末から準備を進めていた出版社kraken(クラーケン)の最初の書籍を、先日ようやくリリースすることができました。 第1弾タイトルとなる夏生さえりさんの『口説き文句は決めている』(2017年8月9日発売)は、おかげさまでジュンク堂池袋本店の100冊、三省堂書店札幌店の80冊、紀伊國屋書店新宿本店の70冊、ブックファースト新宿店の60冊など、書店から大量注文が続いています。 出版社を立ち上げてみて痛感したのが、業界内に16年いたにもかかわらず、出版の細部をわかっていなかったということ。 ただ、わからないことばかりで苦労はしたものの、最終的にはほぼ現時点でのベストと思えるかたちで事業をスタートできました。誰かの役に立つかもしれないので、クラーケンの設立までの流れを数回に分けて紹介していきます。 出版社は数万円でつくれる 出版社を立ち上げた理由については、別の機会に書こうと思いますが……