「子どもを性暴力の当事者にしないために」 ことし4月、文部科学省が一部の学校で試験的にスタートさせた『生命の安全教育』。自分の体を大切にすることや、性暴力に対する正しい認識を身につけることで、子どもが性暴力の被害者や加害者、そして傍観者になることを防いでいこうという教育プログラムです。 しかし、プログラムが作られる過程で、「はどめ規定」と呼ばれる決まりをめぐって議論は紛糾しました。性暴力についての教育なのに、「性交については教えられない」というのです。「はどめ規定」とは、いったい何なのでしょうか。 (首都圏局/ディレクター 谷圭菜)