富野由悠季『映像の法則―ビギナーからプロまでのコンテ主義』から。p55 当たり前の感覚でいえば、上に見えるものは大きいし、“上位のもの”と感じることもできます。上からくる(見えてくる)ものは“強いもの”とも感じられます。 下からのものは、その逆の印象づけをしてくれます。 それと同じようなことで、右と左ではどちらが“上か下か?”という問題も、先に書いたように、右に見えるものが上位で、左に見えるものが下位となります。 強いものは、右から出てきますし、右から左に動いているように展開されたほうが正確につたわります。同時に、自然な流れ、当たり前の流れに見えますし、左から右に動くものよりも、短い時間間隔でとらえられます。 いろいろな演出方法として「右から左が自然」ということになっているようですが(ゲームはちょっと不明)、 →演出のルールを知るとアニメはもっと楽しくなる!! - アニメな日々、漫画な月日