日々のドタバタにまぎれてすっかり忘れていたが、執筆に参加した山川出版社の高校世界史B教科書『新世界史』……「新世界・史(History of New World)」じゃなくて「新・世界史(World History new version)」と読んでほしい……が3月末に検定合格となり、現在絶賛(誇張あり)営業中らしい。 来年4月から販売&使用開始予定の同書は、岸本美緒(東アジア、東南アジア)+羽田正(西アジア、南アジア、アフリカ)+久保文明(アメリカ、オセアニア)+南川高志(欧州古代)という豪華ラインナップ、千葉敏之(欧州中世)+勝田俊輔(欧州近世)という新進気鋭、そしてぼく(欧州近代)というオマケからなる執筆者一同が、あふれんばかりの気合を入れ(すぎ)て作成した、超ハイレベルの一冊である……が、こりゃ一体だれが使うというのだろうか。 そんな一抹の不安をかかえつつも、なんと「かのベストセラ