10日午前11時20分頃、埼玉県秩父市寺尾の市立尾田蒔小学校(黒田富衛(とみえ)校長、児童数259人)で、6年の女子児童(11)が水泳の授業中にプールに沈んでいるのが見つかり、教諭らが引き上げ、119番した。 女子児童は病院に搬送されたが、意識不明の重体。水泳の授業は、今季はこの日が最初だった。 秩父署の発表によると、6年生53人が6コースに分かれ、順番に25メートルを泳ぐ授業で、20メートル付近で女子児童が沈んでいるのを、泳いでいた児童が見つけた。プールの深さは1メートル程度だという。 同校によると、女子児童は水泳があまり得意ではなかった。教諭2人がスタート地点とゴール地点で監督していたが、気付かなかったという。同市の前●進一教育長は「あってはならない事故が起き残念。安全に水泳指導ができるように配慮したい」と話した。(●は左上が「田」、右上が「又」、下に「土」)