今回はなんと、いきなりゲスト投稿である。わが大先輩、二歩氏からの玉稿を賜った。「第三回目にして!?」と思われるかもしれないが、このまま本ブログをあとがき公共圏として育てていきたいので、どしどし投稿してほしい。それではご賞味あれ! ******* 義疏學衰亡史論 (東京大學東洋文化研究所研究報告) 作者: 喬秀岩 出版社/メーカー: 白峰社 発売日: 2001/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 或る人の説に曰く:「學問的真理の無力さは,北極星の『無力』さと似ている。北極星は個別的に道に迷った旅人に手をさしのべて,導いてはくれない。それを北極星に期待するのは,期待過剰というものである。しかし北極星はいかなる旅人にも,つねに基本的方角を示すしるしとなる。旅人は,自らの智惠と勇氣をもって,自らの決斷によって,したがって自らの責任において,自己の途をえらびとるのである。北極星はそ