西伊豆町一色の仁科川支流「川金川」で発生した獣害防止用の電気柵による感電事故で、柵を設置した男性が河川を管理する町に占用許可を得ていなかったことが23日、町への取材で分かった。町産業建設課の担当者は「把握していればアジサイの保護という理由では設置を許可しなかった」と説明している。 市町村が管理するのは「準用河川」と「普通河川」の2種類で、川金川は準用河川に当たる。個人で橋を架けたり河川敷に工作物を設けたりする場合は管理自治体に届け出る必要があるが、男性は河川法に基づく申請書を提出していなかった。町も電気柵の設置を把握していなかった。 下田署によると、男性は「4〜5年前に柵を設置した」と話しているという。町は今後、人が立ち入りそうな場所を中心に町内河川のパトロールを実施していく方針。 また、男性が設置した電気柵はアジサイと自宅裏山、畑の計3カ所だったことが23日、下田署への取材で分かっ