【テヘラン=五十嵐弘一】イランのハビボラ・サイヤーリ海軍司令官は28日、同国衛星テレビとのインタビューで、「イラン軍にとって(ホルムズ)海峡封鎖は、水1杯を飲むよりたやすいことだ」などと述べ、同国が、原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡の封鎖能力を保持していると強調した。 27日にラヒミ第1副大統領が、欧米がイラン産原油の禁輸を実施した場合、同海峡を封鎖する可能性を警告したのに続く強硬発言で、イランは欧米に追加制裁を発動させまいと躍起になっている模様だ。 日本が輸入する原油の8割強が同海峡を通過しており、封鎖が実施された場合の影響は大きい。