この記事は「日経トレンディ2012年10月号(9月4日発売)」から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。 1日の稼働で、いかに売り上げを立てるか。綿密な計算に基づいた利益管理の手法を「イールドマネジメント」と呼ぶ。専門のスタッフが経験と勘に基づいて料金を設定していた時代は終わり、今では専用のソフトウエアを用いた機械的な管理が一般的。ホテルの料金はどこも似た動きを示す傾向が強まっている。イールドマネジメントの「傾向と対策」さえつかめば、より安いホテル予約への道が見えてくる。 【詳細画像または表】 早い時期に予約を入れてくれる客には安い料金を出し、宿泊日が近付くにつれ料金を上げていくのがイールドマネジメントの基本。早い段階で一定の売り上げを確定できれば、利益分を稼働率の低い別の日に振り向けて割り引く、といった対応が可能になるからだ。 大手の宿泊サイトですっかりおなじ