最近知り合った会社員の田中和彦さん(仮名、44)。雑談の途中で、筆者と同い年、しかも同郷(福岡県)と判明し、地元ネタでひとしきり盛り上がった後、何気なく「年末はご実家に帰るんですか」と聞いた。 【イラストで見る九州あるある】女が甘やかすから九州男児はつけあがる?「悪循環は平成で終わりに」妻・母の誓い 田中さんは首と両手を横にぶんぶんと振った。 「この3、4年ほどは帰っていません。妻が猛烈に嫌がるので……」 田中さん夫婦には、小学校低学年と幼稚園児の2人の子どもがおり、数年前まではお正月に福岡の実家に帰省していた。だが、実家でのんびりできるのは夫の和彦さんだけ。 「正月はうちの実家に親せきがたくさん集まって来るので、妻はずーっと台所で料理を作って、お客さんをもてなさないといけません。女は食事も台所の隅で済ますという感覚がまだ残っている家なので……。 妻が子どもをお風呂に入れようとしていたら、