今春のセンバツで山梨学院に敗れ、グラウンドを後にする東北の選手たち。髪を伸ばしている選手たちの姿が見られた=阪神甲子園球場で2023年3月18日、平川義之撮影 高校野球で「脱丸刈り」が近年、急速に進んだことが分かった。日本高校野球連盟などは19日、加盟3818校を対象に行った5年に1度の実態調査の結果を発表した。3788校が回答し、部員の髪形を「丸刈り」と決めているのは1000校で、5年前の前回調査から2000校以上減った。約4分の3の加盟校は部員に丸刈りを求めず、スポーツ刈りや長髪を認めるなど球児の髪形の「自由化」が進んだ。 実態調査の「部員の頭髪の扱いは野球部ではどのように取り決めていますか」という質問に対し、「丸刈り」が26・4%(1000校)、「スポーツ刈りも可」が14%(532校)、「特に取り決めず、長髪も可」が59・3%(2246校)と回答した。2018年度の前回調査では76・