永田町の常識にとらわれない規格外の言動で、昨夏の参院選に旋風を起こしたれいわ新選組の山本太郎代表(45)。衆院選に向けてちらつかせる「次の一手」が、いま波紋を呼んでいる。 首相主催の「桜を見る会」の問題などを野党各党が国会で追及していた1月31日の昼下がり、山本氏は人影もまばらな愛媛・松山の繁華街にいた。 「ポスターをはらせてもらえませんか」。飛び込みで訪ねた飲食店で次々と断られた末、ようやく一軒のレストランの店内に張り出すことができた。30代の女性店員は山本氏を知らなかったが、「熱意にほだされた」と受け入れた。