Published 2021/12/06 19:20 (JST) Updated 2021/12/06 21:03 (JST) 製薬会社「龍角散」(東京都千代田区)元法務担当部長の50代女性が、忘年会での社長のセクハラ行為を調査したところ解雇されたとして、解雇無効の確認と賃金の支払いなどを求めた訴訟は6日までに、東京地裁で和解が成立した。会社側が解決金として6千万円を支払う。和解は1日付。 訴状によると、元部長は2018年12月、社内の忘年会で藤井隆太社長が女性従業員に抱きついたと聞き調査を開始。19年3月、セクハラ行為を捏造し女性従業員に意向と異なる申告をさせたなどとして、同社を解雇された。 訴訟で元部長側は、解雇権の乱用を主張し、会社側は争う姿勢を示していた。