ウェールズ戦の歴史的勝利に始まり、難敵のカナダとアメリカも撃破。 的確かつ妥協なきアプローチで、ジャパンを未踏のステージへと導いた。 指揮官が春シーズンを総括し、来たる“大一番”への展望を明かした。 ひとつの勝利が歴史を変える。チームという生きものを変える。周りからの視線も、当事者たちの意識さえ劇的に変えてしまう。 2013年6月は、ラグビー日本代表にとって特別な意味を持つ時間だった。 6月15日、秩父宮ラグビー場を埋めた2万人超の大観衆の見つめる中、IRB世界ランク5位の欧州王者にして世界ラグビー最強国の一角、ウェールズから23対8で歴史的な勝利を奪った。そこから中3日、強行軍で臨んだパシフィックネーションズ杯(PNC)のカナダ戦は16対13。激しい雨が叩き付ける中でアグレッシブにボールを動かし続け、消耗戦に持ち込み、以前なら力尽きていたラスト10分に逆に突き放して接戦を制した。 さらに
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