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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (7)

  • 日本の財政基盤が盤石な理由 - Chikirinの日記

    ギリシャなど他国で財政危機が発生するたび、対GDPの借金比率などを日と比較し「日もめちゃ危ない!」的なことを言う人がいます。 オオカミ少年みたいに、何年も前から繰り返し「このままでは日国債は暴落する。円も無価値になる」と脅し続けてる人もたくさんいます。 まっ、そういうこと言ってる人の大半は、 「だから消費税を上げないとダメ」「だから福祉レベルを落とすのは仕方ない」 と言いたい官僚か、 「だから新興国の投信や通貨に投資しましょう」と勧めたい金融機関だったりするわけですが、 一般の人でも「日の借金は過大すぎて危ないのでは?」と思ってる人はいますよね。 もちろん私も、規律も際限もなく財政赤字が拡大してもいいとは思わないし、グローバルな金融市場には悪意をもって特定の通貨や債券を狙ってくるファンドもあるので、国債の暴落がありえないとは言いません。 んが、 イザという時、日ほど金融的にも財政

    日本の財政基盤が盤石な理由 - Chikirinの日記
  • なにで(機械に)負けたら悔しい? - Chikirinの日記

    人間対コンピュータの勝負である将棋の電王戦が盛り上がったのは、「プロ棋士が、コンピュータソフトに負けることへの関心」が高かったからでしょう。 でもね、人間は既に、多くの分野で機械に勝てなくなっています。でも私たちはそれをたいして気にしていません。 たとえば体力的なことで機械に負けても、悔しいと感じる人なんてもはやいませんよね。 「くそー、パワーショベルの野郎は何トンも持てるのに、俺は 100キロしか持てないぜ。悔しー!」などとは思わないし、「どんなに頑張ってもプリウスより早く走れない。あんなハイブリッドな奴にさえ勝てないなんて、オレはもう絶望だ」とも考えません。 人間は飛ぶこともできませんが、だからって、機械(飛行機)に対して悔しいなんて思わない。 「飛行機を作ったのは人間だから悔しくないんだ」って? そんなこと言ったら、将棋ソフトを作ったのだって人間です。今のところ、「人間を作った機械」

    なにで(機械に)負けたら悔しい? - Chikirinの日記
  • 盤上の勝負 盤外の勝負 - Chikirinの日記

    故米長邦雄氏の『われ敗れたり』 を読んで最も勉強になったのは、将棋の勝負は、盤上の技能だけで決まるわけじゃないとわかったことです。 われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る 作者: 米長邦雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/02/01メディア: 単行購入: 2人 クリック: 42回この商品を含むブログ (51件) を見る このには、将棋ソフトとの対局が決まった時、米長氏がどんな準備をしたかについて書いてあります。ソフトの指し方を研究するなど、将棋の技能に関する準備もあるのですが、実はそれ以外にもいろいろと準備が必要なんです。 たとえば、米長氏は「勝負の前日から将棋会館に宿泊する」ことを希望しました。 コレ、なぜかわかります? この勝負には大きな注目が集まっていました。米長氏が対局日の朝に自宅から将棋会館に向かえば、入り口で待ち受けたマスコミの記者たちにもみくちゃに

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  • 自分の強みを活かすというアホらしい発想 - Chikirinの日記

    まさかと思いますけど、「自分の強みを活かして勝負する」のが「いい作戦だ!」と思ってる人はもういませんよね? この「自分の持っている価値あるものを活かして○○する」という発想法のリスクや限界については、しっかり意識しておいたほうがいいです。 だってこれ、あきらかに「供給者視点」であって「消費者視点」じゃないでしょ。 そこが致命的なんです。 ↓こう書けばわかるかな。 供給者視点=自社の持つ圧倒的に優れた技術を活かして、商品開発! 消費者視点=消費者が熱狂するほど欲しがるものを、世界中から他社の技術を集めてでも開発! どうですか? 前者と後者の典型的な会社名、すぐに思い浮かぶでしょ? 前者は「差別化が大事」とか思ってるけど、後者は差別化なんて気にもしてない。 「差別化」ってのは対競合の視点であって、対顧客の視点の言葉じゃないから。 競合と顧客、まずはどっちを見るべきなのか、よくよく考えたほうがい

    自分の強みを活かすというアホらしい発想 - Chikirinの日記
  • リバース・イノベーションについて、ようやく理解した - Chikirinの日記

    前回、「これからは車が大きく変わるよん」と書いたけど、それとも絡み、最近読んで非常に示唆深いなと思ったがこちら。 リバース・イノベーションposted with amazlet at 16.08.08ビジャイ・ゴビンダラジャン クリス・トリンブル ダイヤモンド社 売り上げランキング: 14,734 Amazon.co.jpで詳細を見る → キンドル版 → 楽天ブックス 趣旨は、「これからのイノベーションは新興国で起こりますよ」ってこと。 これ、当にそうだと思うんだよね。だって、日て2050年には65才以上が人口の40%みたいな社会になるんですよ。 そんな国で、新興国の20代、30代向け商品の開発ができるわけないじゃん。 日ほどでなくとも、他の先進国も高齢化します。その上これからは、新興国の人も高い教育を受けられるようになります。未来の世界をあっと言わせるイノベーションの半分は、彼ら

    リバース・イノベーションについて、ようやく理解した - Chikirinの日記
  • 原発について考えるにあたって - Chikirinの日記

    原子力発電については、福島の事故以来、推進派、反対派入り乱れて、様々な議論が起こっていますが、ちきりんとしては、賛成・反対の前に、いろいろ知りたいこと、検討して欲しいことも多いので、それらについてまとめておきます。 1.個別の原発のリスク洗い出しと対策検討 いったん原子力発電所に問題が起こると、広範囲に影響が及ぶことを福島の事故は教えてくれました。そしてそれらの問題の大きさと種類は、個別の原発立地によって大きく異なります。 今、存在している原発を(稼働するしないに関わらず)そのままの立地に残すのか、廃炉にして放射性物質自体を移動させてしまう(その地に置かないようにする)のか、ということを決めるには、「万が一の時、何が起こりえるのか?」について理解しておく必要があります。 原発のリスクというと、その原発ができてからの年数(老朽化度合い)や、地震の発生確率(活断層の存在云々)ばかりが取りざたさ

    原発について考えるにあたって - Chikirinの日記
  • 医療を基幹産業にする、という発想 - Chikirinの日記

    少し前のことになりますが、医師である北原茂実先生の講演を聴きにいきました。合計5時間、ひとりで話しまくられ、その勢いに圧倒されました。話の内容も刺激的で、メモが10ページにもなりました。 北原先生は八王子の医療法人社団KNIの理事長、つまり医療法人の経営者です。マスコミで取り上げられることも多いので、ご存じの方もあるでしょう。病院システムの抜的な改革や、医療制度の改革案などにつき、積極的な提言をされています。 その主張は極めてユニークで、加えて、実際にそれらを実践されている姿勢にもとても感銘を受けました。今日はその内容の一部をご紹介したいと思います。 <主張その1:医療を産業として認知せよ> 厚生労働省は医療費総額が28兆円であった1997年に、「このままいけば、医療費は2006年までに59兆円に達する」と発表しました。しかし2006年から4年も後である2010年現在、日の総医療費は3

    医療を基幹産業にする、という発想 - Chikirinの日記
    morio4376
    morio4376 2012/04/20
    なるほど。
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