世界のゲーム市場でパソコン向けの存在感が高まっている。専用機が中心だった国内でも新型コロナウイルス下の在宅時間の増加を契機にファンが増え、ソフト会社もPC向けゲームの拡充に動いている。セガの杉野行雄社長最高執行責任者(COO)にゲームの開発戦略などを聞いた。――国内でもPCゲーム市場が拡大していますが、どのように対応しますか。「まずは世界中でソフトの発売日をPC用も含めてそろえる。今まではど
セガの小玉理恵子氏が亡くなっていたことが、本日(2022年10月27日発売)の“SEGA Genesis Mini 2”(メガドライブミニ2)のエンドロールから判明した。これに気付いた海外からの質問に、セガの奥成洋輔氏が「As you understand it. We respected her.(ご理解の通りです。私たちは彼女を尊敬していました)」と回答している。 小玉氏が亡くなったのは2022年5月9日(月)。セガは「故人のご冥福をお祈りするとともに、セガに多大な貢献をいただき感謝しております。」とコメントししている。 小玉氏は、1984年にセガ・エンタープライゼス(当時)に入社してからグラフィックデザイナー、ディレクター、プロデューサーとしてキャリアを重ね、数々のゲーム開発の現場で手腕を奮ってきた。 手掛けたタイトルは、 『ファンタシースター』 『獣王記』(メガドライブ版) 『アレ
“デジタルバックパッカー”なる内海氏のこれまで ――この4月に副社長に就任されましたが、昨年以前はどのような事業を担っていたの、これまでの経歴を教えていただけますか。 内海ゲーム業界歴はとても長いです。SCEが設立されたころから、ゲームに関わっています。アメリカでプレイステーションを打ち出していく際に、SCEアメリカの立ち上げメンバーのうちのひとりとして渡米しまして、その後ご縁があり、アメリカでセガに転職したんです。 ――初代プレイステーションというと、日本で発売されたのは1994年12月ですね。北米では1995年9月に発売されています。 内海ソニーではプレイステーションのローンチに向けた3rd パーティへの営業、日本のゲームを米国向けに買付したり、米国のゲームの日本展開のお手伝いをしていました。セガに転職したのは1996年の終わりごろだったかと思います。しばらくはセガ・オブ・アメリカにい
ブログ読者のみなさん、はじめまして。 株式会社セガのベテランプログラマー阿部です。 このエントリーではデバッグ手法のあれこれについての体験談と、デバッグをテーマに一昨年に実施されたプログラマー向け新人研修の概要をお伝えしたいと思います。 EXE ファイルのデバッグ イーサネット絡みのデバッグ 周辺機器絡みのデバッグ デバッグスキルブートキャンプ 黒子に徹する、裏方系エンジニア EXE ファイルのデバッグ 同僚が作った EXE ファイルが手元にあり、あなたはこれを Windows で起動しようとしています。 起動してみたところ何も反応がなく、しかもそれは想定外のことでした。 「何コレ、動かないんだけど」とあなたが同僚に文句を伝えると、同僚はあなたに返します。 「こっちでは動いてるよ」 困りましたね。 あなたの手元には EXE のソースコードも無ければ、Visual Studio もありません
本記事では、1日目におこなわれた『龍が如く7 光と闇の行方』(以下、『龍が如く7』)のデバッグに関するセッション“「龍が如くスタジオ」のQAエンジニアリング技術を結集した全自動バグ取りシステム”をリポート。 セッションには、セガのQAエンジニア・阪上直樹氏と、ビルドエンジニアの粉川貴至氏が登壇した。 バグをハグしたくなる自動システム! まずは阪上氏が開発者たちへ向けて、「バグは好きですか?」という質問からセッションがスタート。最初に龍が如くスタジオの各タイトルで、バグを発見した数の推移が公開された。ゲームの規模が大きくなるにつれ、バグも増加傾向にあるという。 そして全自動バグ取りシステムを運用した『龍が如く7』では、なんと25000ものバグが発見されたという。こう見るとネガティブな印象を受けるかもしれないが、バグ発見数が多ければ多いほど、ゲームクオリティがアップするということだ。 バグとい
杉野氏は実務の人だ。 派手な立ち回りでメディアの表に頻繁に顔を出すわけでも、聞こえがいい言葉でファンに巧言令色を並べるでもなく、入社以来一貫して、積み上げたり立て直したりをくり返し、コツコツと幅広いプロダクトのマネージメント畑を歩んできた。現場への理解と数字への目利きに長けるその実力は、新生アトラスの誕生時に社長に就任している点からも明らかだ。 60周年から70周年へ。新しいディケイド(10年間)にいままた漕ぎ出す船・セガの社長として、セガをどう見つめているのか尋ねてみた。 どんなアイデアでもひとまず俎上(そじょう)に乗せる社風 ――まずは設立60周年おめでとうございます。ここまで長い道のりですが、記念の年にあたっての率直な感想を教えてください。 杉野日本には長寿の企業が多くあるとはいえ、セガが60年も続いたのはすばらしいことだと思います。ここまで長く続いているのも、設立から現在までにわた
初めまして。 セガゲームス 第1CSスタジオの有賀千陽です。 キャラクターデザインの業務に10年以上携わったのち、現在は新設されたデザインサポートチームでデザイナーの作業を支援するツールを制作しています。 「龍が如くスタジオ」で制作されているタイトルにはたくさんの実在の人物が登場します。 今回のSEGA TECH Blogでは「龍が如くスタジオ」キャラクター班流のリアルなキャラクターを作成するフローを皆さまにご紹介させていただきます。 【目次】 短時間でリアルなキャラを沢山作らないといけない! 「龍が如く」シリーズにおける3Dスキャンの歴史 光学式スキャナー 投影式の3Dスキャナー PhotoScanの導入 3Dデータ生成用の写真撮影の様子 画像の現像 秘訣は 「龍が如くスタジオ」独自の「ドラゴンエンジン」 キャラクター制作ワークフロー 3Dメッシュ生成 メッシュ生成 フロー 顔モデル作成
[CEDEC 2017]観客のための画面を作り,e-Sportsを分かりやすく。セガ独自の「ゲーム大会実況システム」とは ライター:箭本進一 ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2017」の2日めにあたる2017年8月31日,セガ・インタラクティブ 第一研究開発本部の野口洋介氏と,チーフプログラマの山本宗平氏が,同社独自の「ゲーム大会実況システム」について語るセッション「これからのeSportsへの取り組み 〜大会実況システムの開発と運用を通して得られた知見〜」が行われた。本稿でその模様をレポートしよう。 セガ・インタラクティブ 第一研究開発本部の野口洋介氏(左)と,チーフプログラマの山本宗平氏(右) ゲームと選手のメンタル,2つのデータから「観戦する人のための画面」を作る セガは,e-Sportsという言葉が現在のような認知度を得る前から,さまざまなゲーム大会を開催してきた。しか
【PR】スマホ向けデジタルTCG「CODE OF JOKER Pocket」が7月に大幅アップデート! より遊びやすさを追求した新バージョンの内容をプレイレポでお届け ライター:ルネ セガ・インタラクティブがサービス中のスマートフォン向けデジタルTCG「CODE OF JOKER Pocket」(iOS / Android。以下,COJポケット)にて,本日(2017年7月20日※)大型アップデートが実施される予定だ。本アップデートでは,新カードおよびおすすめデッキ機能,ストーリーバトル,バトルの敗因分析による対策カード付与など,遊びやすさを向上させる要素が追加されるという。 4Gamerでは,一足先に最新ビルドのCOJポケットをプレイさせてもらったので,そのレポートをお届けしよう。また,プロデューサーの新小田裕二氏,ディレクターの久保田大介氏に,アップデートの経緯や今後の展開についてインタ
『CODE OF JOKER Pocket』など、セガの新事業“マルチデバイス×ワンサービス”の先陣を切る3タイトルをプレイ! 2016年10月25日、セガ・インタラクティブは、アーケードゲームのIP(知的財産)をさまざまなデバイスに展開、各種デバイスに最適化したコンテンツやサービスを提供する“マルチデバイス×ワンサービス”の新事業戦略発表会を開催した。ここでは、その発表会に出展された、マルチデバイス×ワンサービスの先駆けとなる3タイトル、『CODE OF JOKER Pocket』(コード・オブ・ジョーカー ポケット)、『StarHorsePocket』(スターホースポケット)、『SOUL REVERSE ZERO』(ソウルリバース ゼロ)のプレイインプレッションをお届けする。 [関連記事] 『コード・オブ・ジョーカー』、『スターホース』をスマホゲームにした理由は? セガ・インタラクティ
MOBA系アーケードゲーム『Wonderland Wars 月下の舞闘曲』のターミナル機『Wonderland LIBRARY』を発表【JAEPO 2016】 自分のプレイ動画を迫力あるアングルで撮影・購入可能! セガ・インタラクティブは、2016年2月19日・20日に千葉・幕張メッセで開催されている“ジャパン アミューズメント エキスポ 2016”にて、稼動中のMOBA系アーケードゲーム『Wonderland Wars 月下の舞闘曲』のターミナル機『Wonderland LIBRARY』を発表した。 以下、リリースより。 絶賛稼働中の MOBA 系アーケードゲーム『Wonderland Wars』に、ターミナル機『Wonderland LIBRARY』が登場! 『Wonderland LIBRARY』では、自分、店内、ランカーの戦いを見ることができる「リプレイ再生機能」や、自分のプレイ動
より駆け引きが熱くなる要素も追加 2016年2月19日~20日、千葉県・幕張メッセにて開催中のアミューズメント・エンターテインメント産業の総合展示会“ジャパン アミューズメント エキスポ 2016”(JAEPO 2016)。同イベントのセガ・インタラクティブブースで、『三国志大戦』の新作が出展。詳細は後ほどお伝えするが、まずはプレスリリース情報を公開。 以下、リリースより。 アーケードゲーム界に一大ブームを起こし、その後の様々なゲームに大きな影響を与えた「三国志大戦」の新作が登場! ■トレーディングカードを使ったアクションゲームの面白さはそのまま! 三国志の武将が魅力的に描かれたトレーディングカードを動かし、様々なアクションや 計略を駆使して敵の城を落城させるシンプルかつダイナミックなゲーム性はそのまま。 今作では、より駆け引きが熱くなる要素も追加されます。 ■業界初!カード両面にオンデマ
セガゲームス セガネットワークス カンパニーとLINEは、この日(11月18日)、ゲーム事業において、マーケティングパートナーとして協業すると発表した。 この協業により、セガネットワークスが持つスマートフォンゲームにおける数多くの実績と、LINE の持つ豊富なスマートフォンユーザー基盤やゲームプラットフォームとしての実績を活かし、良質なスマートフォンゲームコンテンツの開発・展開の実現を目指す。 セガネットワークスがパブリッシャー(発売元)となり、開発、企画・運営を担当したコンテンツを LINE GAME プラットフォーム上で展開し、LINE がマーケティング部分を担当する。 第一弾タイトルとして、今冬にアクション共闘 RPG「フォルティシア SEGA×LINE」のリリースが決定した。このゲームの展開を皮切りに、今後更なる連携強化を推進していく、としている。 【関連記事】 セガゲームスとLI
光吉猛修氏は『ニュールーマニア』の “ハロハロナリヤンス音頭” を熱唱 セガゲームスは、歴代ゲームマシンを擬人化したプロジェクト“セガ・ハード・ガールズ(以下、セハガール)”のライブイベント“セハガガライブ!~ソフトでハードな感謝祭!!~”を、原宿アストロホールにて2015年11月8日に開催した。ここでは、夜の部のステージの模様をお届けしよう。 【出演者】 M・A・Oさん(ドリームキャスト役) 高橋未奈美さん(セガサターン役) 井澤詩織さん(メガドライブ役) 田中真奈美さん(セガ・マークIII役) 高山ゆうこさん(マスターシステム役) もものはるなさん(ロボピッチャ役) 【ゲスト登壇者】 中裕司氏(アニメ『Hi☆sCoool! セハガール』センター先生役/プロペ) 菅原そうた氏(アニメ『Hi☆sCoool! セハガール』監督) 杉本善徳氏(アニメ『Hi☆sCoool! セハガール』主題歌ほ
ふたたび“革新者(Game Changer)”を目指す新生セガが誕生 2015年4月に実施されたセガグループの組織再編および新会社設立によって、コンシューマー事業を中心とするセガと、スマートフォン用アプリなどを手掛けるセガネットワークスが合併し、新会社“セガゲームス”が誕生した。 この組織再編は、どういったコンセプトで行われたのか。そして、ゲーム市場が日々変化を遂げるなか、セガブランドはどう変わっていくのか――。セガゲームス代表取締役社長CEOに就任した里見治紀氏に、同社設立の意図や、見据える将来像を訊いた。(聞き手:週刊ファミ通編集長 林克彦) ※本インタビューは、週刊ファミ通2015年7月23日号(2015年7月9日発売)に掲載されたものです。 ――4月からセガゲームスが始動しました。改めて、設立の経緯をお聞かせください。 里見 私は昨年11月から事業構造改革を担当していて、そのひとつ
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