最近,「サーバー仮想化」がますます注目されるようになってきた。サーバー(OS+ミドルウエア+アプリケーション)をまるごと仮想化し,1台の物理サーバー上で複数の仮想サーバーを稼働できるようにする技術である。これまで物理サーバーとOSの関係は1対1だったが,それが1対nになるわけだ。また,仮想サーバーは100%ソフトウエアなので,他の物理サーバーに移動させたり,保存,複製したりすることも容易である。 このようなサーバー仮想化技術の主な用途は「サーバー統合」である。管理しきれないほど増えたx86サーバーを仮想化して,少数の物理サーバーに集約するために利用できる。実際の導入事例を見ると,仮想化の対象となるシステムの内容にもよるが,物理サーバーの台数を4分の1くらいにまで削減している。ITpro読者に対するアンケート調査では,仮想化を導入・検討している回答者の7割がサーバー統合のために仮想化技術を使
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