尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権をめぐって反日感情が高まっている中国・北京市内で7日、日本製品を破壊するデモがあった。デモの拡大を恐れた武装警察が介入しようとしたが、デモ隊は仲間割れを起こして解散。日本製のマスクをめぐる口論が原因とみられる。 政府系機関紙「大熊猫日報」が7日付夕刊で伝えた。尖閣諸島をめぐる日中間の政治摩擦を受け、最近では中国人の若者らを中心にインターネットを通じた日本製品の不買運動が活発になっている。昨年9月には滋賀県が世界に誇るスーパー「平和堂」が襲撃を受けるなど、暴徒化した民衆による日系企業への破壊活動や略奪、放火が起きたのは記憶に新しい。 7日、インターネットでの反日デモ呼びかけに応じたデモ隊は500人規模に拡大。支援者から得たカンパで購入した日本車や日本製テレビをハンマーや斧で次々と叩き壊していった。 参加者の歓声のなか、原形をとどめないほどに壊されたパナソニッ