もう出所は忘れたが昔からある名言である。今も輝くビルたちの中ではせっせと働いて泣いたり笑ったりしている。私はいつも早く帰りたくて心の中で号泣である。帰りたい帰りたい帰りたい。 そんな中でも周りでは明るく元気に働く人もいるから夜景は綺麗に輝くのだろう。終電間近になると消えていく灯りもあれば、朝日が昇るまで消えることのない灯りもある。朝日が昇ればまたみんなせっせと働く。 夜景も残業で輝くビルの灯りではなく、街頭やイルミネーションで輝けばこうした皮肉な名言もでないのだろうか。そうした夜景は永遠と来ないのだろうが、仕事が終わって眺める夜景はいつも美しい。 そしてふと思う。 この夜景を作る側は美しさを感じることができない。いつも眺める側が美しさを感じるのだ。そういう思いもあるせいか、私は早く帰りたい。 最新版 日本夜景遺産 作者: 丸々もとお,丸田あつし 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日:
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