(CNN) オランダの研究チームが、これまでの医学では知られていなかった臓器が人ののどの奥に見つかったとして、このほど医学誌に研究結果を発表した。 発表を行ったのはオランダがん研究所などの研究チーム。鼻腔(びくう)と咽頭(いんとう)がつながる部分の頭蓋骨(ずがいこつ)の中に、未知の腺が隠れているのを発見した。同チームは「tubarial glands」という名称を提案している。 この臓器はがんの転移診断のためのスキャン検査で見つかった。研究チームはさらに、前立腺がんで治療中の患者100人の頭部と頸部(けいぶ)のスキャン画像を調べ、男性1人と女性1人の遺体解剖を行った結果、全員がこの臓器を対でもっていることが分かった。 超音波やCTスキャン、磁気共鳴断層撮影(MRI)といった一般的な検査ではこの臓器は見つけられず、前立腺がんの転移を調べるPSMA PET/CTという先端のスキャン検査で初めて
(CNN) オランダ国家検察は、ベルギーとの国境に近いワウーセ・プランタージュで行った捜索で、輸送コンテナ6個の中に隠された拷問部屋と思われる設備と、剪定(せんてい)ばさみなどの拷問道具を発見したと発表した。 捜索は6月22日に実施され、誘拐や人質事件にかかわった容疑で男6人を逮捕した。 6個のコンテナにはそれぞれ、両手を挙げて立った状態で人を縛りつけるための手錠が天井と床に取り付けられていて、防音パネルと断熱材が張られていた。 コンテナの1つには歯科用の椅子があり、足と両腕を縛るストラップが付いていた。拷問あるいは被害者を脅す目的と思われる道具の入った袋もあった。 さらに、枝のこぎり、手術用メス、ペンチ、手錠、指錠、テープ、目出し帽、頭にかぶせる黒い綿の袋も見つかったほか、ロッテルダムの民家の捜索では、24キロ分の合成麻薬MDMAが発見された。 輸送コンテナには、離れた場所から監視するた
(CNN) オランダ・ハーグ郊外のスヘベニンゲンの沖合でサーファー5人が死亡した。悪天候によって発生した泡「波の花」で、救助活動が難航した。 事故が起きたのは11日。海難救助活動に携わる団体KNRMによれば、大規模な救助活動が行われたものの、救助できたのは1人にとどまった。 KNRMによれば、海上や海岸に人間サイズの泡が発生したほか、強風や高波もあり、救助活動が難航した。 救助活動には警察や消防士、沿岸警備隊も参加。視界をよくするためヘリコプターを使って泡を飛ばすなどしたという。 泡が発生した原因について捜査が行われている。 ハーグ市長は市のウェブサイトで声明を発表し、弔意を表明した。 オランダ海洋研究所(NIOZ)の海洋生態学者はCNNの取材に対し、藻の密度が泡の濃度に影響したかどうか調査していると述べた。藻の活動は4月から5月にかけて活発になることが多い。その時期が過ぎると、藻の集まり
オランダ政府は今年1月1日付で、国名の通称である「Holland(ホラント)」の使用を廃止した。 「Holland」の使用をやめ、英語では「the Netherlands(ザ・ネザーランズ)」となる公式名に切り替えるというこの決定は、国際社会でのオランダのイメージや観光客の流れを管理するために新たに始められた大規模なブランディング活動の一環だ。オランダは今年、サッカーの欧州選手権や歌謡祭のユーロビジョンといった大きな国際イベントの開催地となるほか、東京五輪への参加も控えている。 今後は、Hollandという名称は全ての宣伝媒体から削除され、企業や大使館、政府機関や大学は公式名称であるNetherlandsのみの使用を求められるようになる。 これまで、HollandとNetherlandsはどちらもオランダを指す言葉として使われてきた。しかし、Hollandは同国に12ある州のうち、首都アム
オランダ北部ドレンテ州ライナーボルトで、親子7人が何年にもわたり地下生活を送っていた農家を捉えた空撮写真(2019年10月15日撮影)。(c)Wilbert Bijzitter / ANP / AFP 【10月16日 AFP】オランダ北部で、人里離れた農家の地下室に隠れて暮らしていた男性とその成人の子ども6人が、警察により発見された。当局が15日、明らかにした。メディア報道によると、親子は9年間にわたって地下で「終末」を待ち続けていたという。 【こちらの記事も読まれています】オランダで弁護士射殺、白昼の凶行に「麻薬国家」化の懸念 警察は北部ドレンテ(Drenthe)州の村ライナーボルト(Ruinerwold)近郊で、父親とみられる男性とその18~25歳の子ども6人を発見した。 地元メディアの報道によると、一家発見のきっかけは、息子のうちの1人が混乱した状態で近所のパブを訪れ、ビールを5杯飲
明治時代の条約がまだ生きていた!? 「オランダ」と聞いて、風車やハウステンボスしか思いつかない人も、江戸時代の出島といわれれば「そういえば学校で習った」と思い出すかもしれない。 江戸時代、鎖国中はヨーロッパでは唯一オランダと通商をしていた日本。幕末にペリー来航を機に日米和親条約が結ばれ、2年後にはオランダとも和親条約が結ばれている(日蘭和親条約)。さらに2年後は日蘭修好通商条約も結ばれ、それまでの長崎に加え、横浜、函館、神戸でも通商が行われるようになった。 オランダは当時列強の一国で、インドネシアをはじめ多くの植民地を持っていた。パワーポリティクスで負ける日本は不平等条約を余儀なくされ、これの撤廃が明治政府の長年の悲願となった。折しも日露戦争が勃発し、大方の予想を裏切って日本が勝利。これに後押しされ、1911年、ようやく不平等条約の撤廃がおこなわれた(条約改正)。教科書でも太字で書かれてい
米ドナルド・トランプ大統領は5月15日、米国企業に対し、安全保障上の脅威となる外国企業の通信機器の調達を禁止する大統領令に署名した。ここで述べられた「外国企業」が中国のファーウェイを指していることは明白だ。 それから24時間も経たないうちに、オランダの諜報機関AIVDが、ファーウェイに対する調査を開始したと現地メディアのVolkskrantが報じた。ファーウェイには、オランダでの中国のスパイ活動に関与した疑いがもたれているという。 記事は関係筋の情報として、「ファーウェイはオランダの大手通信キャリア3社のうち1社のデバイスに、バックドアを潜ませ、データを収集していた疑いがある」と伝えている。AIVDは、これらのバックドアと中国政府のスパイ活動の関連を調査中という。 AIVDや通信キャリアは、コメントを避けている。「当局は報道された件を肯定も否定もしない。進行中の案件に関わる質問には回答しな
ジョジョ5部20話、おおむね良かったけどブチャラティの回想で医者にペコペコお辞儀してるショタラティは失敗だったのでは? 指令もわざわざイタリア語の文章にするほど凝ってるのに、なんであそこだけド日本人しぐさ
未登録の住人がいないか捜査を進める中で、洗濯機に隠された大量の現金が発見された/Amsterdam Police/AP (CNN) オランダ警察は24日までに、アムステルダム西部の住宅を捜索した際、洗濯機のドラムの中に現金35万ユーロ(約4500万円)が隠されているのを発見したと明らかにした。 警察は住宅関連の詐欺や資金洗浄などの捜査の一環で、19日に家宅捜索を実施。その住宅にいた24歳の男を資金洗浄の疑いで逮捕した。 警察はCNNに寄せた声明で、「自治体からこの住所には誰も住んでいないとの情報が提供されていた」と説明。未登録の住人がいないか調べを進めていた。 現金のほか携帯電話や銃器類、現金計算機も押収した。容疑者の名前は公表していない。 警察が公開した写真には20ユーロ札や50ユーロ札の束が洗濯機に詰め込まれている様子が写っている。
オランダのアムステルダムで開催された葬儀関連の見本市で、VR(仮想現実)ゴーグルを装着して自殺機器「サルコ」を体験する女性に機能を説明する、デザイナーのアレクサンダー・バニンク氏(2018年4月14日撮影)。(c)AFP/Jan HENNOP 【4月15日 AFP】オランダの首都アムステルダムで14日、葬儀関連の見本市が開催され、ボタンを押すだけで自殺できるとされる、カプセル型の機器が注目を集めた。 サルコファガス(石棺)を略した「サルコ(Sarco)」と名付けられたこの機器は、3Dプリンターで製作されたもので、発明したのはオーストリアの安楽死推進活動家のフィリップ・ニチキ(Philip Nitschke)氏とオランダのデザイナー、アレクサンダー・バニンク(Alexander Bannink)氏。窒素ボンベを内蔵したスタンドに、取り外し可能なひつぎを取り付けたかたちになている。 安楽死の合
オランダ・ハーグで29日に開かれた国連旧ユーゴスラビア国際刑事法廷(ICTY)の上訴審判決の言い渡し中に、被告が液体を飲み、間もなく死亡した。服毒自殺とみられ、年内で24年間の活動を終えるICTYの最後の判決は、ショッキングな幕切れになった。 死亡したのは、1990年代のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で、クロアチア人勢力の幹部だったスロボダン・プラリャク被告(72)。クロアチア人勢力の武装組織や警察で指導的な立場にいながら、93年に起きた人道犯罪を止めなかったとされた。 この日の言い渡しは、クロアチア人勢力の元指導者6人が対象で、裁判長が上訴理由などを考慮して原審との判断の違いを説明し、最後に被告を一人ずつ起立させて責任と量刑を述べた。3番目に呼ばれたプラリャク被告は、有罪となって禁錮20年の量刑が維持されたのを直立して聞いた。 記者が座った傍聴席から見て被告席は法廷の左端で、プラリャク被告
オランダのマルク・ルッテ首相が、国の価値観を否定するなら「出ていけ」と主張する意見広告が23日付で、同国の新聞各紙に掲載された。広告は、台頭する反移民政党に対抗するためだとみられている。 オランダで3月15日に総選挙が予定されるなか、反移民を掲げる政治家ヘルト・ウィルダース氏が率いる極右・自由党(PVV)と、中道右派の与党・自由民主党(VVD)の支持率は、ほぼ同率となっている。
尊厳死法制化をめぐる議論で、尊厳死を推進しようとする人たちの中から「既に安楽死や自殺幇助を合法化した国では、なんらおぞましいことは起こっていない」という発言が出ることがある。私はそうした発言に遭遇するたびに、そこでつまづき、フリーズしたまま、その先の議論についていくことができなくなってしまう。 「おぞましいこと」は本当に起こっていないか? それとも現実に何が起こっているかを、この人は知らないのか? しかし、これだけ尊厳死法制化に積極的に関わってきたこの人が、本当に知らないということがあるだろうか? それとも現実に起こっていることを十分に承知していながら、なおかつそれらをこの人は「おぞましい」とは思わない、ということなのだろうか? ……目の前の議論から脱落し、そこに立ち尽くしたまま、私の頭はこだわり続けてしまう。 2006年の夏から、インターネットを使って介護と医療に関連する英語ニュースをチ
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