この記事は、2009-07-23 2:14:03 pmにポストしたものの再掲です。 先日、「「みんなは一人のために」という嘘と新訳」と題されたブログ記事(2015年時点でリンク切れ)を目にしました。要は、「All for one, one for all.」あるいは「One for all, all for one.」の解釈が一般に言われている「一人は万人のために、万人は一人のために」とは違うのではないかという提起です。記事を書かれたのはビジネスコンサルタントの方らしく、ビジネス的な視点では、別な解釈もおもしろいでしょう。しかし、歴史的経緯からいえば、やはりこれは「一人はみんなのためにみんなは一人のために」以外の何者でもありません。 ただ、この短い英文にそれ以外の解釈が許されないのかというと、そうではありません。記事中ではoneを「勝利」としていますが、そういう文脈もあるかもしれません。た