メモリーの故障率(単位時間あたりの故障発生率)と時間(動作時間)の関係については、グラフ1のような故障率曲線で表現されます。バスタブのような曲線なので、"バスタブカーブ"と呼ばれています。故障率曲線は、故障の原因から次の3つの段階に分けられます。 初期故障期間:メモリーを使用開始後、早い時期に発生する故障(初期不良)、主な原因は製造工程による潜在的な欠陥と考えられます。 偶発故障期間:初期故障期間の後の通常使用期間にわたって発生する故障、主な原因は偶発的に生じる過電圧(スパイク、サージ)によるものと考えられます。 摩耗故障期間:メモリーの本質的寿命、耐用寿命による故障、主な原因はメモリーが基本的に持っている摩耗や疲労に対する寿命によるものと考えられます。 故障率(縦軸)や時間(横軸)について、具体的な数値での説明は難しいですが、マックメムの経験から、実際の使用時間にもよりますが、初期故障期