「く(9月)じ(4日)らの日」にクジラを食べよう―。日本捕鯨協会と捕鯨事業を行う共同船舶(東京都中央区)は、令和元年に商業捕鯨が再開され、3年目を迎えたことを記念し、大型のニタリクジラの生肉を豊洲市場(東京都中央卸売市場)に出荷し、飲食店でクジラ料理を提供する「くじらの日」プロジェクトを実施する。日本小型捕鯨協会も協力する。大型クジラの生肉が豊洲市場で取引されるのは初めて。「鯨食」の復活に向け、希少な生肉を使ったクジラ料理を食べてもらう機会を設け、クジラのおいしさを知ってもらうのが狙い。 共同船舶では6月から日本の沖合で、クジラを捕獲するキャッチャーボート(捕鯨船)とクジラを解体・加工する母船が船団を組む「母船式捕鯨」を行っている。9月1日に、直前に捕獲したニタリクジラの生肉500キロ程度を東京都江東区のお台場ライナー埠頭(ふとう)に荷揚げする。 ニタリクジラは体長が最大約15メートル、体