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ブックマーク / cruel.hatenablog.com (5)

  • よい盗聴者:母親の思い出 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    暴露:スノーデンが私に託したファイル 作者: グレン・グリーンウォルド,田口俊樹,濱野大道,武藤陽生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/05/14メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (27件) を見る いまちょっと盗聴の話を調べていて、スノーデンとかのを軽く見ているのだけれど、ふと思い出した亡き母の思い出話。 1970年に渡米したとき、ぼくたちガキどもは一ヶ月もしないで英語でがなりたてるようになったけど、母親は聴くのはなんとかなっても、しゃべるのはまだ苦手、という状態だった。ところがそのあたりで、家にいたずら電話がかかってくるようになったそうな。切ればいいんだけど何度もかかってくるし、どう対応していいものかわからず困っていたそうな。ところが…… あるとき、またいたずら電話がかかってきたとき、突然だれかが割り込んできたんだって。 「お前のやってることは連邦ナントカの犯

    よい盗聴者:母親の思い出 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • トルコ大統領が不敬にも捨てたという、トランプ大統領閣下のありがたきお手紙を植民地の下等民どもも味わってみたまえ。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    もう多くの人が言っていることだけれど、ぼくは最近、フェイクニュースと現実のニュースの区別がつかなくなっていて、冗談ぬきで途方にくれている。このニュースが最初に出てきたときもそうだった。 www.asahi.com この手紙の実物が最初にでまわったとき、ぼくは絶対これはインチキだろうと思ったんだけど……ちがった。朝日新聞のこんな機械翻訳ではその真の味わいがかけらもわからないので、その文体も含め訳してあげました。 トランプ大統領閣下のありがたきお手紙 (ウソだと思う人(思うよねえ)、現物はこちら リークしたのがフォックスニュースだし、ホワイトハウスも認めてるそうです) ごめんね、ぼくはこういう格調高い文章の翻訳になれてないので、ちょっとまちがってるところもあるかもしれないけど…… 山形がまた超訳してるんだろうと思う人もいるかもしれないけど、ほぼこの通りです。これを口述筆記させられた人はその場で

    トルコ大統領が不敬にも捨てたという、トランプ大統領閣下のありがたきお手紙を植民地の下等民どもも味わってみたまえ。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • ネットハラスメントにはパスワード変更を奨めよう! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ツイッターもフェイスブックも、あれもこれも、ネットコミュニティが同じ意見の連中が集まるエコーチェンバーと化し、その連中がお互いをブートストラップしあって勝手に舞い上がり、威勢良くなって、するとますます引っ込みがつかなくなって中にははた迷惑な実力行使にまで及ぶバカがたくさん沸いてくる、というのはもちろん周知のこと。 で、これを抑えるにはどうしたらいいのかってことで、みんなで注意しましょうとか、理性的に説得しましょうとかいうのは正論ながら無力なのももちろんご存じの通り。すると、「運営に言って取り締まらせろ」なんてことをみんな言うわけだが、これまたむずかしい。いきなりアカウント停止にすべきなの?ゼロトレランスとか言ってそういうのをやるところもあるけど、結局何を許すか赦さないかは、かなり恣意的にならざるを得ない。やられたほうは、なんで自分だけが、と不満に思い、またどっちサイドでもかなりの人は「あれ

    ネットハラスメントにはパスワード変更を奨めよう! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 反知性主義1: ホフスタッター『アメリカの反知性主義』 知識人とは何かを切実に考えた名著 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    はじめに 反知性主義をめぐるを3冊読んだので、その話をちょっと書こう。なぜそんなものを読もうと思ったかというと、『現代思想』の「反知性主義特集」に対するアマゾンのレビューがぼくのツイッターでちょっと話題になっていたからだ。 「彼らは反知性主義だ」と規定する知性は知性主義的なのか? ぼくはこの特集を読んでいないし、読むつもりもない。が、このレビューの主張はよくわかると同時に、この特集のスタンスについて疑問が湧いてきた。 というのも、このレビューを信じるなら、この特集での「反知性主義」というのは、「自分とちがう考え」のことらしく(たとえば原発推進とか安部政権評価とか)、そしてそれを「反知性主義」と呼ぶのは、要するに「バーカ」というのをご立派に言い換えているだけらしいからだ。 さて、まずぼくはこの手の言い換えが嫌いだ。ぼくはしばしば、バカをバカとはっきり言うので、性格が悪いとか下品とか言われる

    反知性主義1: ホフスタッター『アメリカの反知性主義』 知識人とは何かを切実に考えた名著 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • テレビ出演のことなど。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    LUCY/ルーシー [DVD] 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン発売日: 2015/01/16メディア: DVDこの商品を含むブログ (2件) を見る 先日から、ピケティが売れてあちこちのテレビに出たりしたんだけれど、あれはそれなりにおもしろいもので、いろいろ流儀が番組ごとにちがうのが興味深いところ。台をびちっと作り込むところ、もうその場のノリに任せるところ、その他いろいろ。 ぼく自身はといえば、やはりとっさの気の利いた反応がしづらいのと、あととりあえず人の話を聞こうとか思ってしまうことがあって、あまり他人を押しのけてまで前に出る発言ができずにしゃべる機会を逸しているな、という感じ。面目ない。場数をもう少しふめば変わってくるかもしれないけど(これまでの経験で、しゃしゃり出る人たちは大したことを言ってないから、押しのけたところで実害はないことがだんだんわか

    テレビ出演のことなど。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
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