歴史・文化・環境をめぐる学術的話題から、映画やゲームについての無節操な評論まで、心象スケッチを連ねてゆきます。 一気に冷えてきた。冬は一年のうちいちばん好きな季節なのだが、やっぱり寒い。それにしても、今日(11/23)は抜けるような青空で、空気も澄んでおり、静かで気持ちがいい。自宅の前を走っている幹線道路は、昨日は終日大渋滞だったが、今日は連休の中日のせいか、いつもより交通量が少ない感じである。 11月もいよいよ下旬に入ったが、先々週~先週と終日缶詰会議、上智史学会大会など幾つかの山を越えた。16日(日)の大会では、筑波の根本誠二さんのお弟子さんが、わざわざほくの拙い報告を聞きに来てくれた。まだ修士の一回生だそうだが、ドクター進学を目指して『霊異記』の自土意識を分析しているとのこと。関東は古代宗教史(とくに仏教史)研究が低迷している(つまり若手が育っていない。これは全国的な情況で、8月の『
中世史の入門サイト『中世史:デジタルによる研究入門(Mittelalterliche Geschichte - Eine Digitale Einführung in das Studium)』をご紹介します。 当サイトは、アウクスブルク大学中世史の講師マティアス・クルーゲ(Mathias Kluge)氏が企画し、2008年5月から公開されています。これから研究を始める学生に向けて、(ヨーロッパ)中世史を学ぶ上での基本的な情報や具体的な研究方法のあり方を紹介することを目的としてします。動画による説明も豊富で、とても勉強になります。たとえば、以下のようなフィルムが用意されています。 Medienverzeichnis 1. Christoph Cellarius /Periodisierung (Prof. Johannes Burkhardt) 「クリストフ・ケラリウス:時代区分について」
東京大学大学院情報学環の特任助教の研谷紀夫氏(以下、研谷氏)が、2009年2月に『デジタルアーカイブにおける「資料基盤」統合化モデルの研究』(以下、『DA研究』)を勉誠出版から出版されました。今までデジタルアーカイブを博士論文のタイトルにしているのは、国立国会図書館の博士論文から検索したところでは卞彰秀(ビョン・チャンス, 京都市立芸術大学, 2003)*1と権修珍(ゴン・スウジン, 立命館大学, 2005)*2、と研谷氏の3人でした。研谷氏が2007年に同大学院学際情報学で発表した博士論文が、初めて書籍化されたのですが、デジタルアーカイブという言葉が日本に生まれて約15年が経過し、デジタルアーカイブ推進協議会が閉じて3年、文化資源情報を未来につなげるデジタルアーカイブにとって、次の時代への礎となる一冊となっています。この本に込めた研谷氏の思いや展望を伺いました。(2009年6月30日 東
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