TwitterでITOKさんから知る。夏目房之介氏が小田切さんの『キャラクタ―とは何か』を中野晴行氏の『マンガ産業論』と比肩するものとして手放しの称賛をしている。 http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2010/01/post-e230.html その理由を、じつにわかりやすい文体で、簡潔に、しかし豊富な具体例をもって語った好著。産業論、市場論としては、中野さんの『マンガ産業論』以外に、これをウチのゼミでも必須の著書 ITOKさんやbuz0uさん、そして表現は穏やかだが稲葉振一郎さんらが指摘しているように*1、経済関係に関心のある面々からみれば、百歩譲っても、小田切さんの今度の本は競争政策ぽいもの(著作権などの法整備…まったくといっていいほどふれてないが)と産業政策(こちらは本書に全面展開)とが理念的にごっちゃである。 少なくとも小田切さんが「マンガやアニメ