慶応義塾大学教授 清水聰氏 1963年東京都生まれ。86年慶應義塾大学商学部卒業。91年同大学院商学研究科博士課程修了。明治学院大学経済学部助教授を経て、2000年同大学教授。04年商学博士。09年4月慶應義塾大学商学部教授に就任。専門は消費者行動論。著書に『「コミュニケーション型生活者」を探せ! 』(日経BP企画/共著)『戦略的消費者行動論』(千倉書房)など。 インターネットの登場で消費者間の情報格差が広がっている。それは同時に、消費行動にも大きな変化をもたらしている。新しい情報に敏感で、新製品の売上予測のできる「目利き」、情報を取捨選択し、みんなが良いという商品を選ぶ「聞き耳」、情報感度が低く、その人が商品を購入する頃にはブランドの寿命が終わりに近づいている「死神層」など、情報格差から新たな消費者の見方、マーケティングの可能性を探っているのが、慶應義塾大学商学部の清水聰教授だ。 変わる