2011年4月25日に任天堂が発表した2011年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比29.3%減の1兆143億円、営業利益が同52%減の1710億円。2期連続で減収減益となりました(任天堂の株主・投資家向け情報のページ)。その任天堂が今期(2012年3月期)の事業の柱に据えるのが、「ニンテンドー3DS」のハードおよびソフトです。同社は今期の販売数として、3DSのハードは1600万台(2011年3月までの販売実績は361万台)、ソフトは6200万本(同943万本)を予想しています。 任天堂が3DSを本格的に普及させるために乗り越えなければならない壁の一つが、スマートフォンや携帯電話機などの汎用端末に向けたゲームの広がりでしょう。ここ1〜2年で、スマートフォンや携帯電話機でゲームに興じている人を見かけることが一気に多くなったように感じます。そうした中で、任天堂が「専用端末ならではのゲームやコ