本紙電子版2月21日付が報じているとおり、2月21日の中教審では、現在の教育実習を取りやめ、学校体験活動の活用を通じて学生が学校現場での教育実践を段階的に経験する方向性を打ち出した。現在の教育実習は、教員養成大学・学部で大学3年後期に、一般大学・学部では大学4年前期に実施されていることから、「民間の採用活動と重なる等の課題もあり、教職課程の履修を断念する傾向が顕著に見られる例も出てきている」と指摘している。 学校体験活動とは、授業・部活動の補助や児童生徒に対する学習補助を体験する活動など、学校における活動全般について支援や補助業務を中心に行うものということのようだ。 この改革案については、賛否あると思う。いまのままの教育実習を続けた場合も、学校体験活動に代える場合であっても、それぞれにメリット、デメリットがある。いいことづくしの施策などない。今後、中教審等においてしっかり議論されることを期