執筆者: 秋葉原ラボ sitotkfm&rshtykh はじめに 秋葉原ラボでは大規模データ処理基盤の研究・開発・運用を行っており、データの転送や解析システムのHubとしてPubsubシステムの重要性が高まっている。 Pubsubメッセージングモデルは、非同期メッセージングパラダイムの一種であり、メッセージの送信者(出版側)が特定の受信者(購読側)を想定せずにメッセージを送るようプログラムされたものである(wikipedia)。Pubsubモデルを用いることでシステムアーキテクチャにおいてコンポーネント同士を疎結合にし、高スケーラビリティを実現するメッセージングパターンである。このモデルに基づいたソリューションは既に複数存在するが、今回は特に注目されているApache KafkaやGoogle Cloud Pub/Subを紹介し、システム面で重要と思われる機能を比較する。 Kafkaは、