最近、ベクトルと行列に関する予備知識は仮定せずにアフィン変換を納得してもらう、という状況になったのですが、意外にもスンナリ理解していただけました。座標軸の概念さえあればなんとかなるようです。 以下では、僕の経験そのままではなくて、次に同じことを教えるなら(より改善して)こうするだろう、という案です。一人だけを相手にするより、複数の人を一緒に教えるほうが効果があると思います。 以下の見出しには「アフィン***」という言葉が使ってありますが、そんな言葉を出す必要はありません。 アフィン座標系の概念 まず、紙(後の都合から、トレーシングペーパーが吉)に定規と鉛筆で座標軸を描く演習。 原点はどこに打ってもいい。 座標軸は2本(あたりまえだ)。それぞれの軸に、方向を示す矢印と、1番、2番という番号を記入する。 2本の座標軸は直交しなくてもいい(斜交座標系と呼ぶことがあります)。もちろん、直交してもい