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2007年10月5日のブックマーク (2件)

  • なぜお金はすべてなのか 純粋贈与と、贈与と、交換(全体)  - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    1 純粋贈与と、贈与と、交換 2 貨幣への負債感 3 科学技術−国家(法)−貨幣 4 貨幣交換世界の正当性 5 神々の闘争 1 純粋贈与と、贈与と、交換 幸運と神 たとえば宝くじで10億円当たってしまうと、どのような気持ちになるのだろうか。それは飛び上がるほどのうれしさであるとともに、不安になるのではないだろうか。無償で大金を贈与されることの罪悪感がともなうだろう。 このために宗教への帰属とは関係なく、漠然と神に感謝するだろう。それはこの罪悪感(負債感)を解消するために必要な返礼する他者を想定する。神へ感謝することで返礼する。あるいは慈善団体へ一部寄付することもあるだろう。また知り合いに祝儀を振る舞うだろう。 これはつゆ払いであるとともに、負債感の解消行為である。このような散財による贈与は、神=超越的な他者への返礼であり、負債感の解消である。これは迷信のようなものであるだけでなく、経済的な

    なぜお金はすべてなのか 純粋贈与と、贈与と、交換(全体)  - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない
  • 不思議の国の柔らかい機械 - 生きてみた感想

    [文学・映画][考察][思想]不思議の国の柔らかい機械 すこし前のことですが、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を読んだことがなかったということに思い至って、渋谷のブックファーストに立ち寄りました。文庫の一番安いやつを買おうと思って検索をしているうちに、ふと気が変わって英語で読むことにしました。それで検索にヒットした原書を探したのですがどこにおいてあるのかよくわからず、代わりに原文の上のところどころにルビが振ってある親切なやつを見つけたのでそれを買って読み始めたのでした。 この物語はどうも僕の性にあっているらしくてとても面白かったのですが、読みながら僕は、このにもし根思想というものがあるのだとすれば、それは「ヴィトゲンシュタインとヴィトゲンシュタインを足して割ったような感じだな」と思ったのでした。 ※ まともに読んだことがないながらも、『論理哲学論考』に代表されるいわゆる前期のヴ

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