昨日、ジャグリングをやっている夢を見たのですが、その夢のなかではどうにもうまく腕が回らず、とても歯がゆい思いをしたのでした。 そして今日、お風呂に入っているときにふと、その理由が分かった気がしたのでした。 夢のなかで誰かに追っかけられていて一生懸命逃げているのだけれど、しかし足がうまく回らなくてひたすらに焦る、という経験はたぶん誰にでもあるんじゃないかと思います。ふつう、こうした夢については、そこにはなんだか得体の知れない強迫観念が表現されているのだ、という風に心理学的に理解されているような気がします。自分もこれまでそうでした。 しかし僕は風呂のなかで、この夢は心理学的にではなくむしろ認知科学的に理解するべきなのではないか、と思い至ったのでした。 体の動きというものはなんらかの仕方で意識を通して統御されているのだと思いますが、しかし神経の筋一本一本まで意識が統御している、ということはどう考