狂いの構造(春日武彦 平山夢明著)という本に「異常犯罪者の部屋は大抵汚いよ」みたいな話が載ってたんで、「あー」とか思いながら部屋を片付け始めた。いや、異常犯罪に心当たりはないのだけれども、1つの事に鈍感になることが別の何かへの鈍化を招き、気がつくとあらゆる種類の鈍感が精神を支配してたりなんてこともあるかもしれないと思ってな。白いハンカチに一滴の黒インクが落ちれば気になるが、ハンカチが真っ黒に染まったあとならさほど気にもなるまい。見た目にゃ黒いハンカチなんだから。しかし、そいつで顔を拭こうとすると頬に黒いインクがベットリ。恐ろしい事だ。 そんな事を考えながら片付けを続けてるんだけど、意外とめんどくせえなあ。別に本やゲームやCDが散らばってたって腐るわけじゃねえし、いまひとつやる気が起きねえ。あれだよな、たった今「鈍感がマズイ」みたいなことを書いたけど、人間は鈍感であるゆえに生きていられるみた