何かと「しみじみ」するのが好きだ。 子供の頃遊んだ公園、振られたデートで使ったレストラン、昔住んでたマンション…。 近くに行く用事があると、何とはなしに寄って「しみじみ…」としてしまう。 自分でも理由はよくわかっていないが、郷愁の年と時の移ろいを感じられるのが好きなんだと思う。 建物がそのまま残っていて年月を感じさせる風貌になっているのも良いが、駐車場とかの全く別の形になっているとなお良い。 という前置きで、今年のコロナ禍だ。 つい半年行ったばかりの店でもこれを感じることが出来る。 休業してたり、テイクアウトに活路を見出そうとしてたり。 どこに行っても「ああ、あの頃はもう帰ってこないのだな…」という感じがして、なんかもう、たまらないのだ。 寂しい気持ちもあるが、「しみじみ」感を感じるにはうってつけの年になった。 願わくは、ここからコロナが過ぎ去って、「コロナの頃は…」としみじみ出来るように