奄美大島沖でのフィリピン人船員の救助活動の様子。第10管区海上保安本部提供(2020年9月2日撮影、同3日公開)。(c)AFP PHOTO / 10th Regional Coast Guard Headquarters 【9月3日 AFP】奄美大島沖を乗員43人と牛約6000頭をのせて航行中に台風の影響を受け、遭難信号を発信していた貨物船が沈没したとみられると、海上保安庁が救助した乗員1人が証言した。海保は残る42人の捜索活動を続けている。 沈没したとみられる船は「ガルフ・ライブストック1(Gulf Livestock 1)」で、2日未明、奄美大島の西約185キロ沖を航行中に遭難信号を発信した。 2日夜になって、海保の捜索隊が1等航海士のフィリピン人男性(45)を救助。男性は、船内で警報が出たため、救命胴衣を着用して海に飛び込んだと話している。 海保の発表によると、男性は、複数あるエンジ