眼を蔽う朝日新聞社説 -「北朝鮮ミサイル 打ち上げ中止を求める」批判- *3月17日付の朝日新聞社説にはあきれ果てました。朝日新聞もついにここまで劣悪になったかと眼を蔽う惨状を呈するに至っています。なにも今に始まったことではないのですが、今回は酷すぎます。とは言え、朝日新聞がここまでおかしくなったのは、日本の「世論」状況の反映という一面があることは否定できません。ここには、「マスメディアの劣悪化→「世論」の劣化→それに迎合するマスメディアのさらなる劣悪化→「世論」のさらなる劣化」という悪循環が起こっているわけです。丸山眞男が繰り返し指摘したことですが、普遍的真理(価値)という座標軸を欠く日本の政治思想の歴史過程においては、かつての軍国主義の時代においても同じことが起こりました。「歴史に学ぶ」という姿勢をも欠くために、私たちは今またかつての過ちを繰り返そうとしています。この悪循環の無制約